2020年12月1日火曜日

ALTDEUS: Beyond Chronos

祭りにのるべくアルトデウス体験版について書きます。昨日の東京クロノスは前振り。そんなわけで東京クロノスにはまった自分は当然アルトデウスのクラウドファンディングには迷わず参加。発売直前に体験版を遊ぶ機会が得られたので喜んで飛びついて感想を投函します。

なお「○○に似てる」とか暗にも明にも言うのは、昨今のパクりとか言って評価を下げる風潮から避けてはいるのだけど。やはり伝わりやすいし、創作は研究と同じく巨人の肩を借りて積み上げていくものだと思うので。今回は積極的に使う事にします。

ほりゃ、体験版のタイトル画面。えーだろ?

ホログラムっぽく表示されてる仲間たちと作戦会議。なんかエヴァに載って使徒殲滅に向かうかのよう。ネルフ本部にもこんな感じで地形表示してくれるシステムあったよね。ナデシコの仮想端末とかも好きだった。

自分の体を見てみると胸がばいーん。足元見えない。あれ?主人公のクロエって女の子だったのか。

ノアと一緒にシステム起動。ノアが出てくるスクリーンショットは良くみかけてて、この子は妖精サイズなのかな?って思ってたけど、実は普通に人間の等身でした。VRだとわりと視差情報がないスクリーンショットだとサイズ感がわからない事が多い……。同じ理由で迫力も伝わりにくいんだよね。彼女は手元じゃなくて、わりと空間的に離れた場所にいます。コクピットが広いんだな。なにせ400m級なんで。このままグイーンと地上に向かって上昇してきます。無理に揺れとかリアルに作ってないので酔わないから安心。


地上に到着。

「この光景は夢じゃない」


代弁ありがとう(笑)

400m級の巨大ロボのコクピットですよ。ほんと、なるほどー!って感じの光景。ここからパートナーの操るロボと一緒に作戦開始です。

「うぉぉぉぉぉ!ヘル・アンド・ヘブン!!」

ロボット物は大好きってほどではなく人並みに嗜んでる程度だけど、これは僕でも盛り上がる。実際に仮想パネルタッチしたり、自分の腕を仮想デバイスにシンクロさせてロボを操作したり。これは流石に興奮。

とまぁ、体験版は本当に触り部分だけだったけど。発売日までのひと時を盛り上げるには十二分すぎる内容。発売まであとわずか。楽しみです。

そうそう、ジュリィは少ししか出てこないけど、会話から滲み出てる性格から察するに、期待通りの設定なんじゃないかなぁ。

東京クロノス

なんか書いてたら前振りが長くなってしまったので、前振りだけ分けて投稿しとく事にします(笑)。VRとMyDearestさんの応援です。ほかの人がVR始めるきっかけになれば。

VRと東京クロノスと私

この手の技術にはまっさきに飛びついてきたんだけど、VRに関してはダンボールとスマホで安価に実現するCardboardを使ってウェブの可能性について調査するに留めていました。興味を持った新しい技術はなるべく土台から理解したいので、ウェブを使いつつもCANVASに自力でステレオ3D描画、ヘッドトラッキングもOrigintation APIを使って自力で計算。必要となるキー技術と簡単なデモを作って確認。あとはアイデア振ってきたら好きな事やればいいや、という感じで。本格的なPCVRから距離を置いていたのは、もう20年くらいWindowsベースのハイエンドPCを手元に置いてなかった事が大きかったかもしれません。でもVRを使った面白そうな実験はタイムラインにも時折流れてきており常に気になる存在ではありました。そんなおりに見たのが東京クロノスの記事でした。

出会い

2019年3月20日に東京クロノスがOculus Essentialsに選ばれた、という記事が飛び込んできました(たぶんこの記事)。今思えばこれも岸上プロデューサーの感極まった熱量が自分まで届いた結果だったのでしょう。そして5月1日に読んだと思われる記事がこれ。今さっきメールを確認したらOculus Questをオーダーしたのもこの日でした。すっかり記憶になかったけど、Quest発売が5月21日なので発売日前に予約してたんだ(笑)。もちろん購入を決めたのは東京クロノスがQuest向けにリリースされると知ったから。PCVRに躊躇してた自分にとって、Questと東京クロノスのコンボがVRに本格的に飛び込むきっかけとなりました。ちなみにワイ、この時点でPSVR持ってたけど、VR酔いが酷く、アイマスとミクさんのライブを少しみて放置してる感じでしたw 遊ぶ専用機だとこういった場合にモチベーション継続しないんですね、僕の場合。その点Questは自分でも開発できるので安心して購入できます。もしPSVR版が先に出てたらQuest買ったのかなぁ、どうかな。ちなみにこの時期にSystem 16Cサブボードの設計とかIONA-JSのプロトタイプ作ってるので、この時期に蒔いた種はよく実ってる。ちなみにQuest版の発売日は6月21日で、自分は22日には全シナリオクリアしてたみたい。発売直後にがっつりプレイして即クリアとか、生まれて初めてじゃないか?

最初の印象

まず目に留まるのはLAMさんのキャラデザ。この作品で商業デビューって事らしいけど、ただでさえ日本式文法のアドベンチャーゲームをVRに持ち込むっていう新しい試みの中で、当時まだフォーマットとして定着してなかったLAMさんの先進的なデザインを採用したのは凄い賭けだな、と思います。もちろんイラストとしては既に十分成立してたんでしょうけど、いわゆる二次元の世界に飛び込む、没入感が鍵となるVR作品の中で、全キャラクターが大袈裟に言えばピエロのような目とメイクをしている。その違和感みたいなものがあるのか、ないのか。結果的に言えば、その新しい文法によってリアルとバーチャルの垣根を曖昧にする事に成功したのかも。今ではすっかり世の中の文法を書き換えて馴染んでしまったLAMさんのデザインですけど、当時はやっぱり目を引きました。

VRならではの迫力

わりと序盤のシーンですが非常に印象に残っているシーンがあります。

スクリーンショットでみると「なるほど?」ってくらいの印象かもしれません。けどこれ、実際には隔離された渋谷の交差点で、ようやく仲間と合流できて一安心ってところで見上げるビルにドーンと浮かび上がるわけです。この絵の中のキャラクターたちと一緒に自分も見上げてるんです。本当に背筋がゾクゾクした。ここで「これ凄い、VR凄い」って気持ちになって一気にプレイし続けるきっかけになったんですね。ちなみに見上げなければ景色はこう。

ね、本当に見上げてるんです。

回想シーン

岸上プロデューサーがオンラインイベントでVRの難しさみたいな事を話されていた際、舞台との共通性について話されていました。ゲームが1人称視点に縛られるがゆえに制限される表現も多い。そんな中で頑張られたであろう回想シーンの演出が自分は大好きでした。



回想中のキャラクターはモノクロとなり、セピア色の影絵のような形で過去の記憶や心象風景が語られます。これは既存の表現方法をうまくVRの中に落としたなぁ、と感じました。

シナリオ

繰り返しプレイし、運命を選択していくことで物語の核心に触れ、真実に近づいています。なので、周回プレイが必要なゲームです。とは言え、発売日翌日に全シナリオクリアしていたくらいなので、そんなに長いものではないので時間のない大人も安心してプレイできます。話は非常に面白いです。SF要素の強いアドベンチャーが好きな人(シュタゲが大ヒットしたんだから好きな人はたくさんいるはず!)には刺さると思います。

オープニング

まぁ、ネタバレできない類のゲームなので最後にオープニングについてでも。東京クロノスではアニメの文法をなんとかしてVRに落とし込もうと工夫しているように思える個所が随所に見られます。オープニングやエンディングなどのデモは特に難しかったのではないでしょうか?


スクリーンに映し出されるような形でオープニングアニメーションが始まりますが、サビに向かうところでスクリーンの中の主人公が飛び出すような形で3D空間にデモが展開されます。このあたりはとてもかっこいい。

期待したいところ

本気で応援してるので良いところだけじゃなく期待したいところも書いちゃいます。

まず最初に気になったのは全体的に世界が一回り大きく感じられた点。これは例えば桃野夕がすぐ隣に座って話してきた時とかに「お、おう……でかいな」という違和感になってしまってた。これは後々VRChatやって気づいたんだけど、アニメキャラのデザインをVR空間に持ってくると、等身の関係で違和感のないサイズに収めるのが難しく、全体が大きくなりがちって事なのかも。次回作ではだいぶ改善されてる予感がしますけど!

また既存表現のVRへの落とし込みはまだまだ消化不足なところがあって。例えばオープニングはサビ入りで最高に盛り上がるんだけど、その後にアニメOPの文法を使ってキャラが順番に「はい、ポーズ」。やっぱりここが難しくて。アニメは限られたスペースを目いっぱいに使うような動きと背景を使って派手な表現を追求するよう進化してるんだけど、VRは空間が広大すぎて視界が表現で埋めきれない。結果として少し地味で間延びしたようになってしまっている。この辺りを次回作でどう解決してきてるかは凄く楽しみな点。まだ誰も解決していない問題だと思うし。

まとめ

そんなわけで、普段あまりこういう事しないんだけど、今回はガッツリとブログを書いて応援する事にしました。岸上プロデューサーの熱量に感化されてるんでしょうね。岸上さんの5日後に社運・人生をかけたVRゲームが発売されるVRスタートアップ社長のnoteもとても感動的な話なので皆さんぜひ読んで応援しましょう。

2020年11月23日月曜日

秋に遊んだゲーム

んー、bloggerの編集UI変わりすぎてて、投稿内容のフォーマットが維持できてるか、よーわからん……。まぁ、気にせずに久々の更新。あんまりゲームできてない。

V!勇者のくせに生意気だR

PSVR買った頃からずっと気になってたんだけど、VRセールやってたので買ったよ。

目の前の箱庭の中で遊ぶRTS系のゲームなんだけど、難しく考えなくても遊べるようになってるのでマニアじゃない初心者でも安心。実際、僕はRTSはAoEとかスタークラフト流行ってた頃にやり込んでた友人に呼ばれて遊んではタコ殴りにされてたので苦手意識あったんだけど(笑)楽しく最後まで遊べました。最終ステージだけ急に難しくなるかな。

まぁ、なんと言っても一番の魅力は魔王の娘ちゃんだね。可愛いから公式動画埋め込んどく。


「○○だのー」ってやる気ない感じのツンツン声が可愛い。頑張ってコンプリートすると娘ちゃんの衣装がかわるので最後まで遊ぶように。あと、おさわりすると良いよ。

Vader Immortal: Episode I

Questで買いました。なんか、いきなりダースベーダーに襲われたかと思ったら「お前こそが探していた男だ」とか、いきなり手先にさせられそうになり、逃げろーって感じのストーリー(雑

ちょっと突拍子もない切り口で始まるんだけど、ゲームとしてはライトセイバーを握って、ぴゅんっ、ぴゅんっって飛んでくるスターウォーズなレーザーを、ゔぉん、ゔぉんって跳ね返して喜ぶ感じ。実際にはVRアドベンチャー的な要素がメインなんだけど、まぁレビューでもみんな「道場がこのゲームの本質」って言ってるしな(ちなみに道場はライトセイバーの戦闘を練習するトレーニングモード)。

本編は一気に遊べるくらいの分量です、数時間とか。安いし気軽に遊べるVRゲームって事で、デバイス手にしたら遊んだ方が良いゲームかな。特に慣れてない人の入門用には良いと思う。

スペースチャンネル5 VR あらかた★ダンシングショー

これもQuestで。PSVRでも出てたと思うけど、立って少し動き回るスペースが必要なのでPSVRは設置条件に注意。

右!左!ってくらいの簡単なアクションなので、ダンスと聞いて怯えなくても大丈夫。これも数時間くらいだったかな?セガらしいおバカな雰囲気で気軽に遊んでストレス発散できます。ストーリー重視ってわけじゃないから繰り返し遊んでも楽しめるんじゃないかな。

精霊戦士スプリガン

外山さんのシューティングで家庭用で何かやりたいなーって事で。パワーアップシステムの違う魔法大作戦って感じですね。グラフィックとか敵の動きとかは魔法大作戦好きは気にいると思う。残機の増え方とかも同じですね。スコアで結構増えるので凡ミスとか気にせず続行できる。復活も比較的しやすいし。ボム相当の機能も余裕持って使えるので初心者に優しいです。

パワーアップシステムは少し複雑で。COMPILEの系譜っぽくウェポンの選択が潤沢。4色のパワーアップアイテムがあるんだけど、最後にとった3つの色の組み合わせで攻撃パターンが決まる。順番だったり2色以下のときの各色の比率とかは関係ない。詳しくはデモ画面でも丁寧に説明されるので一度は見ておくと良いかも。


こん感じで、個人的には赤・青・緑を順番にとってくのが最初はおすすめ。カラーの出てくる順番は決まったローテーションなので、3色ウェポンはほぼ何も考えずに取り続けてれば大丈夫。この色だとバリア+ワイドって感じで攻防ともにゆるくプレイしてても先に行きます。慣れてきたら赤青。3色は火力が少し弱いのと、ラストは早期に撃ち込んで撃破しないと辛いシーンもあって、こっちの方が敵配置がわかってくると強い。


HALO: REACH

箱のGAME PASSにあったHalo: The Master Chief Collectionの1つ目のキャンペーン。順番に始めたつもりだったけど、実は1作目じゃないっぽい。1作目のスピンアウトで時間軸的には過去の話って事でメニューの一番上にあったのかな?

FPSってほとんど遊んだ事なくて、ひたすら銃で撃ち合うだけのゲームって思ってたんだけど。ここまで作り込まれたSFの世界観の中でストーリー重視でキャンペーンが進んでくってのが自分には新鮮で。なんとなく始めたはずが一気に最後まで遊んでしまった。さすが世界でヒットしてた作品。

超巨大な戦艦の落下や高度文明が星ごと廃墟化する様子、救うものがなくなった世界にただ一人残されても最後まで同じように生き続ける様。そういうSF化された禅の世界観や演出が美しいなーって感じました。

でも、車の運転だけは操作系めちゃくちゃ。なんで?異星人から奪った乗り物は操作しやすいのに、意味わからん。

ちなみにVRのFPSはぎゃる☆がん最強。いや、そっちも比較するほど数やってないけど。そういえば、ぎゃる☆がんVRも今年やったけどブログに書いてなかったか。

そのほか遊び途中のもの

VRだとたまに人集めてBeat Saberやったり、日頃の運動としてDance CentralとかFitXRとかやってます。DéracinéとLast Labyrinthもプレイ中。このへんはクリアしたタイミングでまた。あと、リトルウィッチアカデミアVR ほうき星に願いを。これは書きたいこといっぱいあるのでクリアするぞ!他にも、In Deathとかソード・オブ・ガルガンチュアとかも気が向いた時に遊んでるけど、終わりのないゲームだしな。12月は期待してるゲームが沢山でるので嬉しい悲鳴。

2020年8月13日木曜日

基板修理:続・ムーンクレスタ

以前、メインボードだけの状態からサブボードを全部自作して復活させたムーンクレスタですが、追加で少し直した場所があるので記録。

1つ目はこれで。まぁ、ぶっちゃけマルチになってるんだけど。 

で、最後の修理はショット音。ざっくり信号の流れを書くと、9Lで0xA805へのアクセスを受けてショット音のトリガの一方はそのままダイオードとコンデンサを使って徐々に減衰する信号となり、他方は8LのNANDの1番、2番へ入り、要はINVとして使って反転した出力が3番から外へ出て7SのNE555へ。この555からの出力と先程の減衰信号が7Rにある4066へ入りショット音を形成し、最終的には7Tのオペアンプを通った後に他のサウンドと合成されてボリューム回路部分へ流れていく。で、最初はサウンドの要であろう555を疑ったんだけど、それは間違いで。よくよくオペアンプの入力を圧電ブザーに繋げてみたら、それっぽい効果音が作られてた。そんなわけで7Tのオペアンプを交換したら無事にショット音も鳴るようになりました。

これで一応、自分で気づける範囲ではすべて正常動作するようになりました。めでたし。 

2020年8月12日水曜日

IONA-MJ

 IONA-JSの別バージョンの基板としてスーチーパイ対応の基板を作ってみた。

下のJAMMA端子に繋げばIONA-JSと同等の機能、上の麻雀端子に麻雀ハーネスを繋げばスーチーパイに対応したJVSの信号に変換します。スーチーパイについては以前の投稿で調べた情報を使いました。Arduino版では無理やり入力組み合わせで遊べるようにしてあったんだけど、今回のでまともなコントローラ繋げられるようになりました。めでたし。

端子判定については、レバーで同時入力できない組み合わせの信号を麻雀端子側ではGNDになる端子にそれぞれ割り当ててあり、起動時にレバー同時入力が発生していたら麻雀モードって感じになってます。たいした需要もないはずなので販売の予定はありません。

基板修理:鉄拳3

久しぶりの基板修理。あまり精神的な余裕がなくて……と思ってやってなかったけど、違うな。修理した方が気分がスッキリした。

という事で、起動しないSystem12の鉄拳3の修理。まずはどのボードに不具合があるのか調べるためにSONYの基板COH-700を同じくSystem12のワースタ99と交換。これであっさり起動してくれました。

COH-700に関してはあまり個人でできる事はないような気がしてたんだけど、とりあえず電解コンデンサの交換は海外の掲示板でそれなりに見かけたので練習がてら実施。表面実装のところを敢えてリードタイプに置き換え。表面実装は古くなってから載せ替えるとパターン剥がしちゃいそうだし。

画面の同期信号は来ていたのでCPUまわりかなぁ……と右下のやつから交換してったのですがハズレ。下のがCPUで真ん中がGPU、上の2枚がGPUフレームバッファ用のメモリかな。一番上のnamcoロゴの横のやつが天井に穴っぽいのが空いていて容量が半分くらいになってました。ここまで交換した時点でたまに起動したり、起動しなくても最初に画面周りの初期化が走る際に画面が点滅したり。他のコンデンサは「念の為のノイズ対策」で動作に大きく影響しなさそうだったんだけど、今回は経験値上げるって事で一通り交換。やっぱり変化なし。

その後、接触の悪いICがないか調査。大きなやつの足がきちんとハンダ付けされてるか、オシレータとかも含めて表面実装の小さいやつが欠けてないかとか目視で確認したんだけど気づくような問題はなし。各チップを押したり基板に少し力を加えたりすると不安定になるのはわかる。止まるときは画面も音楽も固まってしばらくしたらリセット、という動作。クロックとかリセットを疑ったんだけど違う。CPUのバス化けかなぁ……とメモリのハンダ付けをし直してみたけど効果なし。


触ると不安定になる事は多かったんだけど関係ないだろうと思ってた左上のMC44200FTを最後に確認。基板の中央側に当たるチップ右側の足をハンダ補強したところ……安定しました。うーん、このチップについてはデータシートが見当たらなくて、でもまぁ見てわかるようにRGBのDACなんですよね。不具合あっても画面でなくなるくらいでCPUやサウンドは動くと思ってたんですけど、そうでもないんですね。基板むずかしい。

2020年8月9日日曜日

春から夏にかけてのゲーム

 コロナ渦ですっかり腰を据えてゲームする余裕がなくなってしまいPS4やXboxの起動時間が激減。PS4のトロフィー履歴みたら4/6に奇々怪々やって以来、次は8/2のSkyrim VRですね。Xboxなんかもう、子どもたちがMinecraftやってるくらいか。一方で、まったりRPGとかVRで細々と……って感じでswitchやOculus Questが良く動いてたかも。

ドラゴンクエスト10

なんかもう、この辺りから良くやってた。結局Ver 2.xxまでクリア。勇者姫さま大好き。 もう、なんか、本当に酷いw オンライン勉強会に参加しつつ遊んでたりとか。 落書きまで始める始末でございました。 あと、しばらくやめるって言ったのに、セール始まったらVer 5までセットのやつ買ってしまった。でもまぁ、課金は再開しない。

 Skyrim VR

まったり酔わない程度に遊んでるやつ。ようやくドラゴンボーン(ざわっ)ってとこまで辿り着いた。遊びだしのシーンでドラゴンから逃げ回ったときは本当にガチ酔いしたもんだけど、今度の戦闘はちょい気持ち悪い……うぷっ……って程度で済んだ。なんかこうVRでRPGの世界を歩くことを体験しちゃうと、酔うってわかっててもドラクエとかゼルダの世界をこの目で一望してみたいなぁ……という気持ちは出てくる。

零の軌跡:改

今からやっても新作までに終わらないだろうけど、なんか新作は旧作一通りさらってないとキャラがわからなくなりそうなのではじめて見た。今までやってるのは空の軌跡FC/SC、閃の軌跡I/IIだけ。零と碧がセールになってたのでまとめて購入。その後、閃の軌跡III/IVの大幅値下げ&アップデートが発表されたのでファルコムの誘導に載って頑張って旧作を追いかけてる感じ。

システムは空の延長なのね。PSPでやってるので随分と懐かしい印象だけど、画面は凄く綺麗になってる。メイン追うだけなら30時間くらいって話なので、高速モード使えばもっと短時間で追えるかな?

Shooty Skies Overdrive

なんかVRでshmupsをどうやって作ったら良いのかの1つの解。スマホの操作感っていうステップがあったから辿り着いた答えな気がする。3次元なのに普通に緻密な弾除けを要求してきて、かつストレスなく遊べるのは凄い。
ステージ構成や敵キャラも日本を中心としたアーケードの歴史をリスペクトしてる感じが出ていて良い。酔い対策で固定画面になってるんだけど、スクロールありなゲームも体験してみたいな。

Shadow Point

影絵を使ったパズルを解きながらステージ制でシナリオが進んでいくゲーム。時空が捻れた世界の描写が多いので、時々酔ってた。とりあえず通常シナリオはクリアしてムーンも全部集めたけど、ムーンで入れる裏ステージ?はやってない。井戸を覗き込むアクションに気づかなくて一度だけネットで調べちゃった。英語の語彙力増やしたいんで英語音声・英語字幕で遊んでたけど、説明や話がわからなすぎて詰むって事はなかった。

Virtual Virtual Reality

クエストベースのミニゲーム集だと思ってずっと遊んでたんだけど、なんか下手すぎて詰んだかなーって思って調べたらシナリオに沿って順当に進んだ結果だったみたいで。色々操作しながら糸口をみつけていくパズルゲームですね。こっちも一度調べてシナリオあることに気づいたら、後はなんとか最後までいけた。同じく英語。これは会話のノリ的に英語でわかる人は英語でやった方が笑えるかも。

Moss

アクションゲームなんだけど固定ステージ間になってて、画面端の特定ポイントまで行けば別シーンに移動って方式なので酔わない。シルバニアファミリー(語彙力)みたいな箱庭が目前に広がってて、ネズミ?を操作しつつ自分は神の奇跡を使って世界に少しだけ干渉。基本はアクションなんだけど奇跡で通路を作ってく作業とかはやっぱりパズル。VRゲームはパズルものが多いのかなぁ。グラフィックはとにかく綺麗で質感も人形っぽくてかわいい。やっぱり英語でやってたけど、会話とかストーリーは気にしなくても遊べるやつ。終盤の大蛇?との戦いは即死→リプレイのサイクルで少しずつ進めてく感じ。雑と言えば雑な作り込みなんだけど、遊んでみると結構熱くて楽しいのはVRの良いところ。

2020年6月30日火曜日

AVR JTAG ICE

AVRに関してはIDEやデバッガを使った開発はしてこなかったし、世間的にもあまり普及してる気はしないんだけど、最近だと1万円も出してATMEL-ICE-BASICとか買うのが正解なのかな?ARMはどこも統合開発環境が整備されてるんで、ARMのラインも含めるとこういうのないと戦えないってのはわかりみだけど、AVRのサポートも継続してるのは素直に喜ぶべきか。

手軽にデバッガ試すなら太古のJTAG ICE互換のデバイスが数百円程度で売ってたりはするのだけど、対応してるのはAVR Studio 4.18まで、かな?古いデバイスしか使えなかったりはするけど、まぁ使えなくはないので試してみた。

JTAG ICE互換デバイス自体はシリアルポートとしてアクセスされるだけ。自分が入手したのはCH340使ってたので、それ系のドライバを入れる必要はあった。

Windows 10だと色々と問題があって大変なんだけど、Windows 7とかなら(サポート切れててアレだけど)WinAVR-20100110との組み合わせで苦労なく動く。Windows 10の場合は32-bitと64-bitで起きる問題が違ったかも。32-bitだとDocuments以下にプロジェクト作ろうとしてもセキュリティ機能にブロックされてディレクトリ作成に失敗したりファイル作成に失敗したり。自分の場合、この問題は64-bit環境では起きなかった。

一方で共通で起こった問題としては、まずはインストーラが起動しない問題。これはシステムのセキュリティ機能にブロックされての事。ダウンロードされた実行ファイルにつく例のフラグを属性変更で落としてあげても起動できない。4.19だと属性落とせば起動するので謎だけど、何かブロックリストに入る理由があるんだろうか。これに関しては管理者権限で動いてるcmd.exeから実行する事で回避できた。AVR Studioに限ったことではないので、この最終手段は覚えておいて損はないかも。

インストール後の問題としてはWinAVR内に含まれるmsys環境のコマンドの大半が起動しないこと。これによりビルド開始後にだんまりとか、makeが動かない、depsが作られない、などなど変な問題が沢山発生した。これはWinAVR-20100110\utils\binをMinGW最新のmsysで置き換える事で一通り問題なく動くようになった気がする。これはセキュリティが関連してるのか、メモリ配置ができなくて怒られてるのか微妙。forkでこけるやつもいたし。mingw-get-setup.exeからmsys-base-binだけインストールして、msys\1.0\binをutils\binと置き換えてやればOK。

WinAVRの代わりにいっそのことと新しいのgcc使ってみたりもしたけど、デバッグ開始と同時にIDEが落ちた。たぶんデバッグ情報とかのフォーマット違いに対応できずに死んでる気がするので、こっちは諦め。

2020年6月26日金曜日

ドルチェグストの水漏れ修理

かなり古いモデルなんだけど、突然給水の水がだだ漏れするようになってしまったので買い替え時かなぁ……と思ったんだけど、妻が修理例を見つけてきたので我が家でも修理してみた。

参考にした情報は「みのるさんのめもがき」にあったドルチェグスト水漏れ修理というエントリなんだけど、そもそもデザインが全然違って参考になる気はしなかったんだけど、パッキンに関しては同じようなサイズな気がして、ダメ元で紹介されてるOリングを購入してみた。

実際に購入してみると、使われているパッキンより一回り径が大きいようだった。それでも元々のパッキンを外せば入る。ただ高さは元々のパッキンより全然足りてない。そもそも構造的に高さもぴっちりしていないといけないのか判断できなかったんだけど、とりあえず既存のパッキンを入れたまま、上の隙間に重ねてOリングを挿入してみる事にした。単体で入れるのと違い奥まで差し込むことができないので入り切らずにたわんでしまい諦めかけていたんだけど、目打ちを使ってグイグイって押し込んでたらなんとかピッタリと収まった。上から圧迫している影響か、元々入っていたパッキンの締りも良くなっており(なぜ?)、給水ケースを差し込んだら良い感じに収まった。ダバダバ漏れてた水漏れも完全に止まりました。なんか運だよりだった気もするけど、直ったのでよしとします。

ってことで写真もなく具体性のない記事だけど、まぁ記録として。

買い直しても良かったんだけどね。

2020年5月23日土曜日

Thunder Force AC

待ちに待ったSEGA AGES版がついに発売。期待を裏切らない魔改造の数々なわけですが、その中でも個人的に気になったのはステレオ化。インタビュー記事によると元データがステレオだったと書いてあるので少し調査。

FM音源に書き込んでるあたりを眺めていけば簡単に追えそう。ドライバはタイマーA/B両方使ってIRQ2のハンドラで動いてます。ワークエリアは$FFFF_9036から始まって108バイトづつ8チャンネル分。この各チャンネルのワークの中のオフセット+$42の位置に音色としての出力チャンネル、AMS、FMSのデータが書かれていて、実際にレジスタに書く時にはLFOの状態などを見てマスクされた値が使われる。で、チャンネル部分はここに用意される時点で既にモノラル化されているので、ここに書き込むところをいじってやる必要がある。該当するのは$0006_145F付近のコードで、パンに応じてテーブルを見てレジスタの値を作ってる。このテーブルが全チャンネルでセンターの値になってるので、それをセンター(0)、右(正)、左(負)と振り直せば良い。具体的には$0006_146Aからの3バイトを$C0,$C0,$C0から$C0,$40,$80に変更するだけで大丈夫。

実際に再生させるためには当然ながら基板の改造や、エミュレータの修正が必要なので注意。

しかし、こういうのは存在がわかってれば見つけるの簡単だけど、あるかどうかわからない状態で探し出してくるエムツーのスタッフには感謝しかない。

2020年5月3日日曜日

3月〜4月に遊んだゲーム

ついにダラ外のZ'コースをクリア。サターン版の頃から散々やってたし、当時は渋谷会館の大画面で遊んでたりもしたんだけど……気づけば四半世紀近くかかってましたよ。



1コースクリアするのに何年もかけてたら他のコースクリアとか一生できないなーって思ってたんだけど。なんだかんだでZ'をクリアできるようになっちゃえば他のコースは数回練習するだけでクリアできちゃうみたい。

それ以外ではケツイとエスプレイドをやってるけど、大きく記録更新できたりはしてない。フィーバロンで少しだけスコアが伸びたかな。クリアは遠いけど。

それと、まったりとドラクエ10を再開しました。というか忘れちゃってるので最初からやってた。今なら経験値3倍もらえたり、イベント進行中は次の場所まで移動を省略できたりで、わりとサクサク進む。シナリオもしっかりドラクエしてて面白いのでオススメ。なんだけど、どこまでやるかなぁ……。とりあえず1本目の「目覚めし五つの種族」はクリアしたけど、やりこみ要素多いしメインシナリオはまだ沢山残ってるし。夏まではファルコムファンとしては軌跡ラッシュにのっていかないとって思うし……ってもう零:改は出てるのか。

2020年3月8日日曜日

今年最初のシューティング

これを入れるのはどうかとも思うけど、ムーンクレスタ1周はしてるので一応カウントしとく。

あとメガドラミニでスラップファイト。無事にノーミス1周〜と思ったら、そのままノーコンで3周目まで行けました。



去年の記録でアップし忘れてたラジルギスワッグが出てきたのでこっちも。すでに遊び方を忘れてるなぁ。

2020年3月5日木曜日

Darksiders

今年最初のアクションゲームはDarksiders。とは言っても去年セールで買って遊び始めたのはだいぶ前。洋ゲーとっつきにくいなぁ……と思いつつ、慣れてきたら楽しくなって最近ようやくクリア。

買った時と遊び始めた時はドラキュラ系の3Dゲームって認識で遊んでたんだけど、実際にはアイテム集めて強くなってくし、謎解きパズル要素が強いしで、ノリ的には完全にゼルダだった。そんなわけで、可愛くないガチムチのキャラでも気にならないっていうゼルダ好きは気にいるゲームかも。

ちなみにボス戦は結構難易度が高めで、ノーマルでも苦戦。特にワームとの騎馬戦はかなり練習が必要だった。あと謎解きも自力で全部やるのはキツイかも。自分はわりと詰まったら躊躇なく検索して攻略サイトを参考にしちゃいました。中盤がボス難易度的にもマップの謎解き的にも難易度が高い気がする。普通にやってると数回は詰まるんじゃないかな。こんなペースでトータル25時間ほど。セット販売だったのか覚えてないけど2と3も持ってるのでいつかまた続きでも。

ストーリーはわかったようなわかんないような。設定と雰囲気はクリアする頃には理解できてきた。

2020年3月2日月曜日

Farpoint

今年のVRゲーム1本目はFarpoint。

PSVR買うためにソニーストアでお試しプレイをして、数分で真っ青になって目をぐるぐる回しながら種類にサインしてPSVRを買ったのも今となっては良き思い出。

で、今すごく安く買えるので、酔う覚悟で購入して実際に家でやってみたら記憶に残ってるほど酔わない。というかSkyrimとかと比べてそこまで視界移動が違うとは思えないんだけど、実際に比べると圧倒的に酔わない。VR設定が色々細かくできるようになってるので、おそらく店頭で試した時とは設定が違うんだろうなぁ、と思う。特に視界が回る時に中心点を表示するかどうかで酔い方が段違いみたい。少し見にくくなるけど適度に気がそれるかつバランスを失わずにすむのかな。僕の場合、VR酔いは視界 に加速度かかるたびに脳がぐにゃぐにゃ揺さぶられる感じになるので、これが軽減されるのは大きい。

コントローラーは専用コントローラが欲しい感じでもあったんだけど、標準コントローラでもグリップ感がそれっぽく、違和感なく没入できた。そうそう、普段PS4はホリ製のコントローラ使ってるんだけど、こればかりは裏面が光る純正コントローラじゃないと駄目。デスストもBBあやすのに標準コントローラ必須だったな。

ゲームはクイーンスパイダーまでは無難に進んで、ここで詰まって一晩お休み。翌日改めてパターン組んで無事に倒せました。ここが一番の山場ってのが世間的な評価なんですが、個人的にはこのあとのマシーン軍との戦闘が一番きつかったかも。その後の宇宙人との戦闘はわりとゴリ押しで。最後は消化不良と評判の謎エンディング。確かに、当初の定価で遊んでるとちょっとズッコケるかも。

でもまぁ、VRについて健康面、エンターテイメント性どちらからも非常によく研究して作られていて、PSVR持ってるなら買っとくべき1本というのは間違いなく同意。

ってそうだ、アンアーシングマーズも最近やってた。もしかしたら今年1本目はそっちかも。あれも謎シナリオだったな……。そう言えばどちらも「強引にプロジェクトを進める視野の狭いヒステリックな女性リーダーに振り回され命からがら生き延びる部下」みたいな設定なんだけど、なんかそういうステレオタイプでもあるのかな?どちらも海外制作なのでちょっと不思議。

東京ザナドゥeX+

今年クリアしたRPG一本目。だいぶ前の安売り時に買ったまま積みフォルダに入ってました。イースにかわるアクションRPGとして作られた感じはあって、イースVIIIが大成功した今となっては続編がどうなるかわからないですが……。内容としては近藤イースのアクション要素に軌跡シリーズの武器システムを追加、イース・軌跡両シリーズにも織り込まれていた恋愛ゲーム要素をもっと強く出し、アドベンチャーパートとアクションPRGパートをはっきり分けたゲーム構成になっています。各キャラクターも泣き設定が山盛りで葉鍵全盛期を生きた人間には嬉しい内容。あと閃の軌跡からみんな大好きトワちゃんも登場。

プレイ時間は20時間程度で時間のない年寄りには嬉しい(軌跡シリーズの80時間が複数本で1つの話とか重すぎる……)。最初にメインストーリーで悲しい結末。終了後はラストシーンから分岐が増えて追加ステージを経てハッピーエンドへ。ここまで来るとアフターストーリーに入れるようになって、ここからはクリア後のおまけというよりは、しっかりと作り込まれた短編になってて。ハッピーエンドでも話はまとまってるんだけど、こちらでは少し深堀りした形で話をまとめ直してます。なのでクリア後のかさ増しやりこみ要素とか興味ないって人でも遊んだほうが良い内容でした。

アクション要素に関してはイースみたいにフラッシュムーブでガチャガチャやらなくても大丈夫なのでコントローラも壊れないし指も痛くならないです。遠距離攻撃とか協力攻撃が特徴的かな?

あと、このゲームわりと下着の防御が甘いです。


アクションとる操作キャラは見せまくり。


アイドルのリオンも見せる。

そして学校の生徒たちが倒れてるシーンではキャラごとの下着のこだわりが。スタッフの意気込みが伝わってきます。あと、防御の堅いキャラはひたすら防御が堅く、このシーンでも壁際にいて見えなかったり、気絶してなかったりなどなど。そのへんも拘りなのか……確かにトワちゃん見せないのは賛成派です。


今の軌跡とイースだけで作る方も大変だろうし、遊ぶほうもいっぱいいっぱいなんだけど、長期的には続編も期待してます。


2020年2月11日火曜日

XC9536の開発環境

5V動作で安く入手できるCPLDって事で、基板を日常的に起こすようになると一定の需要がある。もともとは大昔に買い溜めてたXCR3032あたりを使ってたんだけど入手性が悪くなってるので……まぁXC9536も趣味を超えて使うには厳しい感じですが。

開発に関してはISE14.7最終版にもサポートが残ってるので問題は少なめ。ただ書き込みに少々難ありで。自分はUSB環境だとPlatform Cable USB/II互換を謳う中華品を使っていたんですが、どうにもiMPACTでも動作が怪しい。XCR3032ではうまく動作してたんだけど、XC9536に関してはJTAGでデバイス検出まではできるもののProgramしてもVerifyで失敗、Blank CheckするとOKが返って来てしまう。Get Device Checksumでも不一致エラーで、そもそも特定の操作順を守った時のみAvailable Operationsに操作が表示されるという変な状況でした。

で、エラー情報で色々と調べてみたらDIGILENTのフォーラムで似たような話が。そう言えば今まで見落としてたけど、この中華装置はDigilent JTAG-HS2として認識されていたのでした。という事で、このケーブルでは9500シリーズは未対応らしい。Platform Cable USB/IIの人はたぶん大丈夫?

そうなると家にあるのは15年以上前にSpartan3 Starter Kitで使っていたパラレルポート用のダウンロードケーブルのみ。幸い以前必要になった事があって自宅サーバーになってるキューブ気にはパラレルポート拡張用のPCIボードが刺さってたりISEがインストールされてたり。という事で試そうと思ったんだけど、ドライバーのwindrvr6がloadできない。以前使ってた時から何度もUbuntuのinplace upgradeをしてるのでそりゃそうかっていう。という事で、

% cd /opt/Xilinx/14.7
% cd ISE_DS/common/bin/lin64/install_script/install_drivers
% ./install_drivers
って感じでインストールしようとしたら……
linux_common.h:29:4: error: #error "This kernel is too recent: not supported by this file"
 #  error "This kernel is too recent: not supported by this file"
    ^
linux_common.h:51:2: error: #error "unsupported linux kernel version"
 #error "unsupported linux kernel version"
あぁ……。ソースみたらKernel 2.2, 2.4, 2.6しか対応してない。確かにそんな時代の産物でした。これしか選択肢がなければドライバいじりを始めたんだと思うけど、僕にはこんな時のためにレガシーCAD用のVMがある!(あるいはVivadoの配布パッケージから最新版のドライバだけ抜き出すこともできたかも)

という事でVirtualBoxにプリンタポートを直接見せることができないかテスト。ちなみにGUIからは設定できないので面倒。
% vboxmanage modifyvm CentOS5 --lptmode1 /dev/parport1
% vboxmanage modifyvm CentOS5 --lpt1 0x378 7
そう、CentOS5の環境がまだ生き残っているのです。このままだと通常の環境だとVM起動時に/dev/parport1が開けなくて怒られるはず。これはlpがデバイスを専有してるため。なので、マニュアルで一時的に外すなら
% rmmod lp
が必要。あとパーミッションも0666にしてあげる必要あり。 このあたり、永続化させたいなら/etc/modulesからlpをコメントアウトすればOK……と思ってたんだけど、これだけじゃ今どきは駄目っぽい。おそらくcupsが起動時になんかやってるのかなーってinit.dをみたらinsmodしてたので、こいつを外す必要あり。で/etc/defaults/cupsを見たら、この辺りの設定は/etc/modules-load.d/cups-filters.confに移行した、とあるので見たらここにもlpが居たのでコメントアウト。たぶんこれでOKかな?パーミッションはudevでよしなに。

ちなみにCentOS5の環境を維持するのは難易度高めです。なにせシステムで使ってるTLSが世の中からbanされた太古のバージョンなので、そのままでは通信が軒並み動かない。セキュリティー系のチェインを一通りソースからbuildして、その上でgitやらなんやらの開発環境を作り直す必要がありました(これは結構前の作業で詳細はマシンのログにしか残してない)。

それと番外編的な話題として、9536のリビジョンが2じゃないと更に苦労があるようです。このあたりはFramさんのCPLD(XC9536無印)の書き込み環境を構築するまでの紆余曲折に書いてありました。9536使おうとすると一度は目に入って怖気づく or やる気がでる記事。

ちなみに、パラレルのケーブル刺そうとした時にマシンの電源コネクタが抜けてサーバ落ちて「ギニヤー」ってなりました。その後VMWare Playerとどっちが楽だっけなぁ……と一瞬起動したのちにVirtualBoxを起動したらネットワークが繋がらなくて、VMWareのドライバとコンフリクトしたかなぁ……と調査したりもしてたんですが、実はパラレルのケーブル刺す時にLANケーブルも抜けかけてブリッジネットワークに使ってたNICがdownしてただけでした。

作ったやつはこれ。


以前作ったこいつを1 chipで置き換えようかと思ってたんだけど、I/Oがpullupをサポートしていないタイプのシリーズだったと気づきボツに。SMD network register使った基板を作り直しますorz


2020年2月3日月曜日

2019年シューティング記録帳

少し遅くなったけど、昨年のまとめなど。

2017年から始めたシューティング1コイン1周を目標に積みゲーを切り崩す努力をする活動、3年目に入りました。2019年に達成でいたタイトルは12タイトル。数え方の問題もあるので純粋に増えてきたとは言えないですが、2017年の9本、2018年の11本と比べて悪くない流れかと。

  • スクランブル
  • サンダークロス
  • アスタブリード
  • BLAZING STAR
  • シスターロワイヤル
  • 沙羅曼蛇
  • LIFE FORCE
  • 疾風魔法大作戦
  • カラドリウス オリジナルモード
  • ラジルギスワッグ
  • カラドリウスAC アーケードモード
  • Thunder Force IV KIDS mode

あと1周済みだった周回ゲームで記録が伸びたのが

  • BATSUGUN スペシャルべージョン(2周目5面)

最終面ボスまで到達してクリアできてない次点は

  • バトルガレッガ
  • サイヴァリアμ(Δ版)
  • BATSUGUN(通常版)
  • バトライダー(一般コース)
  • レイクライシス
  • 超連射
  • ライデンファイターズ2
  • ダライアス外伝

高難易度のタイトルが多めに積み上がってしまっているけど、2020年はこのあたりも切り崩したいなぁ……。それ以外に今年記録を伸ばしたいタイトルは

  • 戦国ブレード(現在、6面)
  • エスプレイド(現在、4ボス)
  • ケツイ(現在、4ボス)
  • XEXEX(現在、5面)

とか。他にもやりたいタイトルは山積みなので、タイトルのバランスをみつつ。

2020年1月25日土曜日

基板修理:ムーンクレスタ


っていう。結局、サブボード一通り作って動作確認したら、やっぱり動かなくて調査したところメインRAMが死亡。交換して修理できました、という話。

手始めにまず面倒なコネクタをJAMMAに変換するところから。


合致したコネクタを探すのも面倒なので、直接ハンダ付けで済ませようと、こんな基板を用意しました。


裏側からこんな形でハンダ付けする事もできますし、表面からピンをホールに通してハンダ付けする事もできます。今回、表でハンダ付けすると変換基板にミスがあった時に取り外すのが難しくなりそうだったので、炙れば剥がせる裏面から攻めました。


表はこんな感じになるので、万が一オリジナルのO/P/Q端子が必要になっても大丈夫。

で、サブボード系のうちまずはメモリ。同じチップが入手できればボード起こす必要はなかったんだけど、探す手間とコスト、今後のメンテナンス性を考えたら基板を起こした方が早かったので。


一番右上に並ぶ1ビットx5のRAM。これらは全部同じアドレス、同じタイミングでアクセスされるので普通の8ビットSRAMで置き換えました。4044ではデータ入力と出力それぞれが別ピンになっているため、入出力共通の今どきのSRAMに繋げるにはtri-stateで受けてR/Wで出力を切り替えてあげる必要があります。本来の挙動を忠実に再現するためには、書き込み中にZを出力するためにもう1つtri-stateが必要なのですが、書き込み値をそのまま外に垂れ流しても外部回路的にOKだったため省略しています。


もう1つはこれ。VRAMに使われているメモリだった気がする。うっかりtri-stateに繋ぐ信号を間違えて基板を作ってしまったため、パッチで直してます。下をくぐってる3本の線は関係ありません。元々ムーンクレスタで使ってるオブジェクトのバンク切り替え用の配線です。本来(ギャラクシアンが)coin lockの出力に使っていたレジスタの値をバンク指定に流用しているようです。


これはオブジェクト用のROM。16bit幅で元々は複数の8-bit ROMに分割されていました。サイズも小さいので16-bit幅のEPROMを使用。それでも容量あまりまくりなので、とりあえずDIPSWで4面分データを入れられるようにしてあります。接続されてる3本の線は先程の説明の通り、coin lockから。バンク制御はDIPSWの値を見ながらGALで制御できるようにしてあります。


これはPROMの置き換え。PROMは入手はできるけど書き込み環境を揃えるのが困難なので……。ちなみにパレット用です。


最後にこれはプログラム用のROM。本来はEPROMが8枚ささった大きめのサブボードになってるやつです。Enable信号のANDを取るために74の論理が1枚載ってます。また、このメインのROMは暗号化されてるのが普通なのかな?アドレスとデータで軽くシャッフルされていて、CPU側の周辺回路でdecryptしながら実行するようです。今回は面倒なのでdecrypt済みのデータを置くことに。ちなみにムーンクエーサーはM1サイクルのみdecryptするのかな?なのでdecrypt済みのデータを作るのは実行時データが必要なのでちょっと面倒そう。そのうち実験がてらdecrypt側の論理を入れたCPUボードを起こすかも。あと、もしギャラクシアンとの共通化を考えるなら、CPUボードでI/Oのアドレス変換までやっちゃうのが楽かな。

ここまで作って起動してみた状況はこちら。


SYNCはちゃんと取れてるけど、横長のドットがちょろちょろっと表示されるだけの画面。音もたまにぴーひゃららーと鳴ったり鳴らなかったり。この段階でCPUから出てるアドレス線の観測をして、正しそうな順序でリクエストが出ている事を確認。最初のリターン命令で壊れたスタックから戻りアドレスを読みだして暴走している、と予想。

という事でメインボードからメインRAMを交換。プログラムROMに近くにある2枚の2114がメインRAMです。こいつもサブボード起こしても良かったんだけど、たまたま秋葉行く用事があったし、若松通商に在庫があるようだったので、今回は2114そのままで置き換えました。



これで基本ロジックはほぼ動作する事が確認できた。オブジェクトが読めてない気がしたので作ったサブボードのGALを確認したら……論理書き込み忘れてたorz


という事で、論理を入れたら絵もでました。ただ、16ビットの上下を焼き間違えていたみたいで色がちょっと変、という事にあとから気づきましたが……。

あと、現状で気づいた問題は自機のショット音が鳴っていない点。サウンド周りはディスクリートなので難しい。後で追ってみます。

最後に基板全体像をパシャり。


備考:ここまで大規模な修理になると、お前はその破れた一万円を交換するにあたり本当に一万円札の2/3を持っていたのか?的な気分になります……特に今回はソフトウェア部分が丸々欠落していましたし。ただ、この点に関しては過去の裁判の判例をいくつか踏まえた上で、現状でエミュレーションベースの移植版を正式に保有しているので、そこからの私的複製という立場をとらせて頂きます。

備考2:コメント欄で質問があったので2枚目のVRAMボードの回路図を載せておきます。J1とJ2の名前に2101って書いてあるけど5101だな。


SOPをDIPで置き換える基板

1.27mmピッチのSOPを置き換えたい事がわりとある。ROMの類いだとパッケージ互換のEPROMが存在しなかったり、近い形状のフラッシュとかあっても若干ピン配置が違ったり。修理に際してはちょっとしたリスクだったりします。

巷でみる方法では、同サイズの基板を作り周辺にスルーホールをはみ出す形で配置、スルーホールを二分する形で基板をカットする事で足の代わりするのが一般的でしょうか。より小さい表面実装部品で代用できる場合にはこの手の基板を作るのも手です。特定のハード限定の改造などではCPUの上からソケットを被せて信号を引き出す荒業とかもみかけるけど……汎用性はいまいち。追加のパッチワークが必要な事も多いです。

で、思いついた方法があったので試してみました、という記事。


作った基板はこんな感じ。2.54mmピッチを入れ子にしたようなホールを打ってあるのですが、ここに写真のタイプのL字型ピンヘッダを使います。


こんな形で入れ子にして二列ずつ。外に向けて出して……


最後に足の長さを揃える。これで1.27mmピッチの足のできあがり。あとは表側にDIPソケットを実装して、裏に出たこの足を基板にハンダ付け。


この1.27mmピッチの部分に載せます。ハンダ面は基板の影に隠れるのでやや作業難易度が高い。最低限、となりのピンとショートしてない事は電源投入前にテスターで確認したい。


で、こんな感じ。がっつりハンダ付けされるので安定性は抜群。問題があるならば、影に入ってしまう部分の修理がしづらくなる事と、高密度な部分だと連続して何枚も置き換えるのが難しい事。でもまぁ、追加の選択肢としてもっていると安心。

基板修理:がんばれギンくん

ぱっと見、問題なさそうなものの、実はオブジェが表示されてなかった基板。遊べそうでいて、いざミニゲームが始まると何も表示されてなかったりと難易度が高いw

で、最初は曲がって刺さってるROMがあったので、これが原因かな、と思ったんだけど違った。ただ故障原因は関連してそうで。


このカスタムチップ、4辺のうち3辺で足が浮いていました。実際にピンセットとかで動かしてみないと分かりにくいのだけど。この写真で言うと右側160ピンから左に3ピン分くらいが少しずれてるのがわかるかと。

また、左のTECMO-5って書いてあるチップにも傷、すぐわきの基板面にも引っかき傷って事で、曲がってたROMも含めて物理的なダメージが入っていた可能性が大。


この辺もダメージでショートしちゃってる。

でまぁ、修理後は無事に動いております。ありがたや。


しかしギンくんもそうだけど、大学のサークルで流行ってたやはり線画で書かれたWindowsのゲームなんだっけ……としばらく考えこんだんだけど、そうそう「まさしくんハイ!」でした。懐かしい。って作者ABAさんだったのか……相変わらず世界は狭い。

2020年1月24日金曜日

2019年冬のゲーム

予定どおりドラゴンクエストヒーローズをクリア。



そんなに時間かかるタイトルってわけじゃないんだけど。4年前はまだゲームは厳しく制限してたし。ゲーム自体は少したるいというか。最近のイースくらいのアクション性があれば戦ってるだけでも楽しいんだけど、万人向けに簡単化されすぎちゃってて、ただ硬かったり大量だったりの敵を無双してても眠くなっちゃうという。でもまぁ、資産重要っていうか。名シーンを思い出す名曲の数々がずるいよねっていう。おまけ程度のシナリオでもラーミアの曲が流れただけで涙腺緩むから。

とりあえず2019年中に片付けたゲームはここまで。