2020年8月12日水曜日

基板修理:鉄拳3

久しぶりの基板修理。あまり精神的な余裕がなくて……と思ってやってなかったけど、違うな。修理した方が気分がスッキリした。

という事で、起動しないSystem12の鉄拳3の修理。まずはどのボードに不具合があるのか調べるためにSONYの基板COH-700を同じくSystem12のワースタ99と交換。これであっさり起動してくれました。

COH-700に関してはあまり個人でできる事はないような気がしてたんだけど、とりあえず電解コンデンサの交換は海外の掲示板でそれなりに見かけたので練習がてら実施。表面実装のところを敢えてリードタイプに置き換え。表面実装は古くなってから載せ替えるとパターン剥がしちゃいそうだし。

画面の同期信号は来ていたのでCPUまわりかなぁ……と右下のやつから交換してったのですがハズレ。下のがCPUで真ん中がGPU、上の2枚がGPUフレームバッファ用のメモリかな。一番上のnamcoロゴの横のやつが天井に穴っぽいのが空いていて容量が半分くらいになってました。ここまで交換した時点でたまに起動したり、起動しなくても最初に画面周りの初期化が走る際に画面が点滅したり。他のコンデンサは「念の為のノイズ対策」で動作に大きく影響しなさそうだったんだけど、今回は経験値上げるって事で一通り交換。やっぱり変化なし。

その後、接触の悪いICがないか調査。大きなやつの足がきちんとハンダ付けされてるか、オシレータとかも含めて表面実装の小さいやつが欠けてないかとか目視で確認したんだけど気づくような問題はなし。各チップを押したり基板に少し力を加えたりすると不安定になるのはわかる。止まるときは画面も音楽も固まってしばらくしたらリセット、という動作。クロックとかリセットを疑ったんだけど違う。CPUのバス化けかなぁ……とメモリのハンダ付けをし直してみたけど効果なし。


触ると不安定になる事は多かったんだけど関係ないだろうと思ってた左上のMC44200FTを最後に確認。基板の中央側に当たるチップ右側の足をハンダ補強したところ……安定しました。うーん、このチップについてはデータシートが見当たらなくて、でもまぁ見てわかるようにRGBのDACなんですよね。不具合あっても画面でなくなるくらいでCPUやサウンドは動くと思ってたんですけど、そうでもないんですね。基板むずかしい。

0 件のコメント: