Twitterに投稿した時の写真を見て、やえ㊇なㄘさんから「これって画面逆さまに映らないのですか?」というコメントを頂きました。
実際には画面は反転していて、写真の段階で180度回転していました。だからいつもモニタ左側から撮った写真が多いのに、この時の写真は右側から撮ったように見えてる。こいつ、動くぞ……的な。オマケで付いてきたジャンクの1つ。流石に無理だろと思って配線したら動いた。DRAMだけで電圧4種類必要なんだぜ(笑) pic.twitter.com/qJzfZr6Gzi— とよしま (@toyoshim) August 22, 2018
ジャンピュータは家庭用モニタに映すと上下が反転するんですね。いわゆる1Pと2Pで画面が反転するカクテルモード、ようはテーブル筐体前提なんですが、家庭用に映すと1Pが反転側なんです。その後の時代には当たり前のようについていた反転スイッチがDIPに存在していないので家庭環境で利用するには何かと不便。アテナとかも同様みたいですが、ROMにパッチをあてて矯正補正している人をみかけたので、同じようにできないかと調査はしてありました。
というお話をしたところ、どうもやえ㊇なㄘさんの基板は自分の持っているものとは構成が違う模様。ROMの数もサイズも違い、お手数をかけてしまいました。修正が必要な場所を探すための情報をお伝えしたところ……色々いじってる最中に基板で上下反転した事があるので、反転機能自体はあると思います。mameがエミュレーションしてるT.T Mahjongのハードと同じなら、おそらく2番ROMの0x0013、0x024B、0x02D5のアドレス3箇所の値を0x1Bに書き換えることで反転できそうな気がしてます。— とよしま (@toyoshim) August 27, 2018
3E 3B ; LD A, $3B— とよしま (@toyoshim) September 13, 2018
32 00 50 ; LD ($5000), A
の並びです。以前1Bに〜といったのは、このコードで3Bになっている箇所で、僕のROMでは同コード列が例の3箇所にあります。$5000 bit5がflip指定のはず。
ちなみに該当ROMの先頭は$4000から$400バイトを0クリアするコードから開始してます。同じかな?
おぉ、ボード全然違う!たぶん1-2がサブCPU用、10がサンプリング、3-9がメインに思えます。素直にアドレス順に番号振られてるとすれば、僕の言う2番は3と4に分割されてそうですね。3の先頭が例のメモリ初期化から始まってれば正しそう。— とよしま (@toyoshim) September 14, 2018
やえ㊇なㄘさんの基板はタイトルに「サンリツ ギケン」の文字もあるし、基板構成も良く知られたタイトー版T.T Mahjongと同じように見えます。一方で自分のところにある基板はこんな感じ。御報告、3番のROMがそれっぽかったので 32 00 50 をサーチして直前を 3B→1B に書き換えたら無事に画面が反転しました、上手くいきました、ありがとうございます— やえ㊇なㄘ (@yae_nachi) September 15, 2018
という事は、自分のやつ(C)なのかなー。あるいはROMの大容量化と基板の小型化が進んでいるので、ライセンス後の日本物産製とか?Wikipediaによるとタイトーも日本物産も商標問題があって名前を変えて売っていたらしいんだけど、日本物産はジャンピュータの名前で出してるチラシがあったみたいだし、その時期の物の可能性もなくはない。今となっては真実を知るのは難しいですね。あ、ちなみに1つだけ載せ替えられているROMは自分も画面反転のためにパッチをあてたROMを刺したからで、オリジナルは別途保存してあります。
今度こそ正真正銘、上下が正しく表示されているタイトル画面です。
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