背景
最初に作った360コントローラベースの基板用コントローラ。中にLinuxが入っていてUSB GadgetモードでPS4のコントローラとして動作するようにもなっていたんですが、PS4のファームが更新される度に8分認証等が厳しくなる様子だったので、安心のため既存のライセンスされてるコントローラを乗っ取って接続する方針に変更しました。ベースとして考えたのは、わりと安くて定番でもあるホリ製のFPS+。良くも悪くもホリパッドは既にコントローラの代名詞ですし。実は自分、このパッドでPS4の魔法大作戦も1周しておりますので、遅延に関しても自分としては納得の範囲というわけです。また切り替えでPS3とPS4どちらでも使えるのも大きな利点。
基板配線
左の肉球みたいに赤丸ついてるところの大きい円。ここに記号の4ボタンに繋がる信号が出てました。BU/BD/BL/BRはそれぞれ、ボタン上/ボタン下/ボタン左/ボタン右の意味だと思われます。とても親切。そのまま△×□○に対応します。また小さい円2つにはR1とR2。こちらも印字の通りの信号です。また縦長の円のJP2には、上から順にR2、AD、R1と書かれており、R2とR1はこちらから取っても同じです。すぐ近くのJP3からも同じ信号が出てた気がします。ここで出ているADが基準電圧になっており、ボタンを押した事にするには、各信号をこのADと同じ電圧にしてやる(つまりショートしてやる)必要があります。R1だかはデジタルではなくアナログ入力なんですよね。また写真には写っていませんが、反対側にはL系の信号もあります。ADは共通のはず。また右端にある赤丸、ここのパッドには信号名が一切書かれていないので文字を入れておきましたが、画像の通り、上下左右の十字ボタンの信号がここに出てきています。
これ以外に、PSボタン、SHAREボタン、OPTIONSボタン、パネルのタップなどがありますが、これらは基準電圧ではなくGNDにショートさせる必要がありますので、一緒に使おうとすると少し面倒です。どうせアケコンでは使わないようなボタンなので、私は配線しませんでした。ちなみにOPTION、TAPDなどから対応する信号が出ています。SHAREボタンとかは基板の表側から引っ張る必要があってさらに面倒そうでした。アナログスティック部分も無視。
こんな感じで線を引っ張り出して、D-Sub 2列15ピンの拡張NEOGEO配置で繋いでいます。端子はケースを加工して裏から出します。
JAMMAのコントローラなんかではGNDにあたる信号が基準電圧(確か2Vくらいだった記憶)になっている事に注意して下さい。ショートさせるだけのタイプのボタンなら問題ありませんが、それ以上の事を期待してるコントローラだと正常に動作しないばかりか故障や火災に繋がりますので。このざっくりした説明で意味が分かる人だけどうぞ。
使用感
使えるボタンが十字ボタン、記号ボタン、LRの1/2ボタンに限定されてしまうわけですが、M2STG系のシューティングで遊んでる限りはこの範囲でコントローラのカスタマイズができるので、別段困ってはいません。最悪、ホリパッド側のボタンもそのまま有効なので、万が一コイン投入やらで必要になればオリジナルから補助的に操作すればいいだけの話。
また、ホリパッドには連射機能が搭載されているのですが、この連射切り替えは外部に繋いだアケコンに対しても有効でした。つまり、これらの信号から拾った入力よりも後で連射部分の信号加工をしてくれているようです。まぁ、普通に考えればそうなってるとは思いましたが。無事に動いてくれたのは嬉しい。
という事で、たいした情報じゃないですが、参考まで。
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