Apple IIeは持ってたんだけど、最近IIcを手に入れて。ACアダプターがなかったので海外から手配したら、なんか長年Apple IIどっぷりな方で、いろいろな資料といっしょにWozとのツーショット写真が送られてきた……というのはまた別の話。
AppleIIc用の電源アダプタを手配しただけなんだけど、その何倍もの資料やら手書きメモなどが送られてきた。海外の当時勢は熱量が凄い。
— とよしま (@toyoshim) March 10, 2024
CoCo3の同人ハードの時も日本からの注文は初めてだって凄く良くしてくれたし。
……と開けたら中に名刺が入っており……大学の教授だwww pic.twitter.com/rFYQNVwVZF
で、IIeを持っていたけど全然使い込んでないから何から手をつけたら良いのかわからない……というところからドライブをメンテ、仮想HDや仮想FDを駆使しつつ、実FDから起動するまでのメモです。
まずは動作確認をしてみたところディスクドライブのエラーで止まる。ドライブが生きてる事は期待してなかったけど、ここで止まって何もできないのは想定外。IIcまったくわからん……ってなりかけてたんだけど、ほとんどがヘッドクリーングで治るという話をみかけてチャレンジ。
という事で電源投入チャレンジ。
— とよしま (@toyoshim) March 10, 2024
これが出るのはほぼ期待通りで、ヘッドクリーニングでほぼ治る、とRedditのスレに書いてあったw
けど、また来週かな、これは。 https://t.co/JYHjeBoMwC pic.twitter.com/g6lHFJKaGA
Apple IIcの分解は手前の爪を外すところがちょっと難しい。IFIXITのDisassembling Apple IIc Coverに詳細が説明されてるんだけど、写真みても実際に外してみても、うーん……どうなってたんだ?って感じでした。ここが外れたら、ディスクを下に残して、最後に裏面がまたトリッキー。うまく説明もできないので、YouTubeで誰かの修理動画さがして見て下さいw
ドライブについてはApple IIc Floppy Drive Replacementを見るとヘッドにアクセスするとこまで分解できます。1Dなのでヘッドが下面にしかついてないのが新鮮。裏面にはベルトがあります。交換し易い場所にありますが、今回はなんとまったく劣化していませんでした。気になる点は
- ベルトの劣化でディスクが回転しなくなってないか
- ヘッドが汚れていないか(問答無用でクリーニングで良いかと)
- ヘッドが移動するか
ちなみに実際には、直さなくても先に進めるし、メディア入れてなければ壊れてなくても必ずこのエラーで止まるんだけど、それを知ったのは分解後なのであった。ちなみに、ここから内蔵BASICへ進めるにはCTRL+🍏+RESETを押せばOK。なんじゃって感じだけどRESETは単体押しだと何も起きない、ただの一般キーなのね。
ここにROMバージョンの確認の仕方があるけど、アドレス64447を読んで255なら初期版で`PR#7`でSmartPort経由の外部ドライブから起動できるらしい。それ以外だと内部ドライブが#6で外部ドライブは#6のセカンダリなのかな?そっちからは起動できない、と。自分のやつは0。新しいと3とか4もあるらしい。内蔵BASICでもディスク周りのサポートはそれらのブートだけで他の機能は何もない。
で、これは起動ディスク何か持ってないと何もできない?ってなりかけたんだけど、同じくSmartPort経由のハードディスクからは起動するようです。
というところでドライブのメンテの話に戻ります。この先どうやって動作確認を進めるかと言うと、Kero's Mac ModsさんのSPIISDを使ってProDOSで起動します。ここからCopy II Plusを使えばフロッピーのフォーマットとファイルやディスク単位のコピーが出来るので、まずはフォーマットできる事を確認して、ProDOS主要ファイルをフロッピーにコピー、無事にメディアから起動できれば確認完了。
あとは、この状態でハードディスクから起動したProDOSでイメージファイルを実FDにクローンできたら良いのだけど、その方法は知らなくて。今度はSmartPortにBMOW Floppy Emuを繋げた状態で実FDからProDOSを起動、Copy II Plusを使って仮想FDから実FDにディスクコピーという方法をとりました。ケーブルさえ用意すればSmartPortで仮想HDと仮想FDを同時に繋げる事もできるらしいけど。
これ以外でエミュレータと実機でデータやりとりするにはCiderPress IIを使う方法もあります。これは国産レトロPC向けツールで言うところのDisk ExplorerとVirtual Floppy Image Converterがセットになったようなツール。SPIISDのハードディスクイメージがProDOSフォーマットでこのソフトを使って中のファイルを読み書きできる。
フロッピーのメディアについては1Dなんだけど、2DDがあればOK。
そう言えばDO+に2DDメディアもそこそこ付いてきたので助かる。一枚千円くらい出せばまだ辛うじて手に入らない事もないけと。
— とよしま (@toyoshim) February 14, 2024
3.5だと良く2HDメディアを2DDフォーマットして使ってたけど、5インチ駄目っぽい話も出てるな。もう少しキープできるうちにした方が良いんだろうか。
この辺で軽く調べたんだけど、メディア的には5.25"の場合のみ2DD以前と2HD以降でコーティングに大きな違いがあり、2HD以降ではより強い磁力で書き込む必要があるらしい。ので2DD以前を想定したドライブでは2HDには書き込めない。のでその境界を越えなければ基本的にはより新しいメディアはそれまでのメディアと互換性があると思って良い。
あと1*と2*は片面両面の違いなので、1*に対して2*のメディアはちょっと細工すれば裏返して別ディスクとして使えます……って話はこの辺から。ライトプロテクションの場所に穴を開ければOK。
うぉー、Apple IIcなんとかブートストラップ構築してフロッピードライブから起動できる事を確認!分解掃除したけどベルト健在だったよ、すげぇ……
— とよしま (@toyoshim) March 13, 2024
5.25" 1Dは2DDのメディアでいけるから、基本5.25"は2DDと2HDのメディアがあれば生きていけそう。
これ、裏返して1D x2で使えたりするんかな? pic.twitter.com/D14hRCW60p
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