2024年3月14日木曜日

3.5"ディスクドライブの修理

最近やった3.5"フロッピードライブの修理について。

ディスクシステムやMSXだと決まってゴムベルトの劣化が問題なんだけど、今回はヘッドだったので少し記録を残します。たぶんドライブがベルトレスでのダイレクトドライブタイプかな?見当たらなかったってだけなので、もっと分解したらゴムが出てくるかもしれないですが。

もともとX68k compact向け3.5"メディアを読もうと思ったら、USBで持ってたドライブが1.44MBフォーマットしか対応してなくて困った、というところから。国産機では1.25MBフォーマットが主流でPC/AT機で使われてた1.44MBはIBMフォーマットとか言われてたんだけど、今ではそっちがグローバルスタンダード。3 mode対応とかうたってるドライブでしか読めなくなっており、最近の新品だと無理なのかな。まだ辛うじて2000年前後の中古USBドライブが手に入るみたいなので、そっちいくのが一番簡単。

んで、思い立ったが吉日で直ぐにでも読みたかったので、オークションで数千円で入手してたPC-9801用の外付けドライブのメンテを思い立つ。買った時に試した感じではほんのり読めたり、エラーコードA0やB0のCRCエラーが出たり、C0でセクタが見つからなかったりだったので、ヘッドの掃除くらいで治るんじゃないかとは思って放置してた。

こいつちゃん。わりとオークションで見かけるモデルだと思う。これに1.44切り替えスイッチついてるやつが上位モデルか後期モデルか知らないけど、ロゴマークの色が違うやつも良く見る。

分解は素直にネジを外してけば、混乱する事もなくここまでは進む。

真上からだとわかりにくいけど2段積みがセットネジ止めされた状態。これを1台ずつ外して掃除。

ここだけ爪で引っかかってるのでピンセット使って外してあげる必要があった。これだけでヘッドにアクセスできるようになるので、無水エタノールと綿棒で拭き掃除。

こんな感じで仮組みして動作を確認しつつ。電源入れたまま、ケーブル差したままの掃除は各自安全と思う範囲で自己責任のもとに……自分はドライブ全体の電源落としてから、ドライブユニットのケーブル抜いて取り外して作業してました。

そんなに何度もトライ&エラーする事もなく復活。読めない時は大事なディスク使うのは控えた方が良いかも。最初に読めなかったディスクはドライブ復活後も読めない事が多い気が……。今回最初に試してたメディアも見た目なんの傷もないのに読めるようにはならなかった。

って事で、無事に外部3.5"から起動できたので、本来読みたかったメディアをイメージ化して、5.25"に書き戻して68から利用して一件落着でした。

そうそう、後から当時のクリーニングディスクを入手しました。楽器屋でまだ新品が当時価格かな?で売ってた。ヤマハ製です。これがあれば突っ込んで電源いれるだけで直せてたかも。磁気ディスク、調べるほどに当時思ってたほど繊細じゃなくて、ヘッドもカセットテープのヘッドみたいなやつで上下から挟んでディスクをぐるぐる回転。え?これで傷つかないの?って感じ。3.5"もバラして円盤に不織布を貼り付ければクリーニングディスクになるかも。必要ならエタノール吸わせて。



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