2022年9月12日月曜日

ディスクロニア: CA 体験版 パズル&ステルス

岸上さんをはじめとするMyDearestのスタッフと作品のファンなので今回も体験版祭りに絡んでいきたいと思います。

共通部分

Quest2でかなり画面頑張ってる。いや、かなり綺麗ですよ、お世辞抜きで。


上の画像はゲーム内からAR的な表現世界に移動した時のスクリーンショット。VR内でAR的な表現っていう試みはアルトデウスの頃から実験されてましたが、今回は画面の表現力や動きもあってかなり説得力があります。やっぱり理想的なAR的表現はVRの中でこそ真価を発揮しますね。そして岸上さんが普段から叫んでる事は、だいたい作品に反映されてくるんだなって思いました(笑)そう言えばコントローラで自由に動き回れるようになったのは大きいですね。SFのようなARのある世界に生きてるって実感が湧きます。

そう言えばキャラクターの大きさがまだ一回り小さくなったかな?VRChatでもアバターは日々小さくなってく傾向にありますが(笑)。東京クロノスの頃は桃野夕が隣に座ると「うわっ、でかっ」ってなったんですが、今回はだいぶ自然なサイズ感です。ガチ恋距離っていうか、近くからふわっと腕に包まれそうになる表現もあったりするんですが、凄く自然に感じました。

演出面でも画面の魅せ方もいっそう洗練された気がします。UIが手前で派手に動いた後、すっと画面が引いて広い空間に放り出される等、遊んでいて「あっ」と思う表現が随所に散りばめられてます(そして、タイミングがシビアなのでなかなか写真に収められないぞ)。この辺は代表が率先して色々なVRゲーム遊んで、社員にも経費で遊ばせて、良いところはどんどん取り入れてきた結果なんじゃないかって思いました。

パズル


まずはパズルパートの体験版。VRゲームの定番の1つでもある空間内にあるアイテムに触って仕掛けを解除していきながら話を進めていくパートです。アルトデウスにもありましたが、MyDearest作品の特徴はなんといっても日本的なストーリー性の強い展開とキャラクターとの絡み。今回も健在です。アルトデウスはまだベースはビジュアルノベル系って感じのゲームであり、探索要素はVR体験を添えるためのオマケ的な意味合いが強かったですが、今回はかなりしっかりと探索です。
複数の部屋を行き来して謎を解きつつ仕掛けを解除して……と、体験版で遊べる範囲でも色々と楽しめます。主人公は過去に干渉する力を持つ……ってシュタゲみたいな設定が出てきますが、体験版で実際にみられる能力は物に宿った過去の記憶を読み特殊能力でした。なんだっけ?そういう話あったな……て、そうそうDéracinéだ!なんだ岸上さんオススメのゲームじゃん(笑)

1つの謎を解くための行動範囲がわりと広くて、部屋の移動とかデータ読み込みとか必要なんだと思いますが、その辺は相棒ロボットが「スキャン中……」とか言って不自然な待ち時間にならないような工夫があるように思えます。

ステルス


こっちはまだ写真等の公開禁止の秘密の体験版なので文字だけ。で、ステルスってなんだ?!って言うと、あれでした、スネーク!潜入アクション!!これもまた新要素ですね。実際にVR空間上で自由に移動して、敵の監視の目から障害物などの影に入って隠れつつ潜入。道具を使って敵の注意をそらしたり……なんてのもあります。前作まではあくまでテキストで進むストーリーに選択肢ベースで行動を選んでいったわけで、ちょっとしたアクション要素もありましたが、あくまで没入感を高めるためのおまじないでした。今回はアクション面でもだいぶ本格的になってます。かといって、そこまでガチャガチャ動くわけではないので、Phantomみたいに酔いが気になったりはしませんでした(いや、Phantomは酷いよ、いきなりカヤックとか酔わせる気まんまんだったから)。オノゴロとかバイオハザードよりもマイルドだったかな。でもまぁ、やはり自由に移動できるようになった事で広がったゲーム性や演出面でのインパクトは大きいです。インタラクティブ要素の没入感はだいぶ大きくなりました。

オープニング!


MyDearestさん作品のOPは毎回気になって感想書いてるんだけど、今回も体験版にはオープニングのおまけ付き!せっかくなので感想を!!

MyDearestさんは日本のアニメ的オープニングの表現をVR上で拡張して体験させるべく試行錯誤されてます。


今回のオープニングはこんな感じで影絵調の演出をベースにしてます。同じ殺人事件を扱った東京クロノスを思い出しますね。やっぱりサスペンス感!!カウボーイビバップも想い出しますね。

前作まではまだ空間を持て余しているようなところがあったんですが、今回は正面以外を観ても間が持つような空間の作りになってます。


立方体の空間の中に単色の帯を壁に沿わせて1周させてるのが特徴的です。1枚めのオレンジのがわかりやすいかな。これにより360度どこを観ても空間に一定の表現が詰まってる感じが得られてます。同時にアニメによくある斜め線のもたらすスピード感みたいなものが実現できて、まさに一石二鳥な表現。


アニメ調オープニングのVR的な表現を確立しつつあるのかな、と思いましたよ。みんなオープニング入れるのには苦労してるし、スクリーン置いてそこに投影って感じの延長線上になりがちなんだけど、パーティクルライム的な世界にもだいぶ近づきました。あとは端末の性能向上ですね。

って事で、発売が楽しみです。今回は細かいエピソード事に安価に小分けして発売になるのかな?発売してそれっきりたと、どんなに面白くても忘れ去られる世の中ですから、小出しにしてくのは良いんじゃないかな、と思います。アルトデウスの時はストア経由で公式アップデート情報のチャネルかな?そのへんを使って一般ユーザーのリテンション維持に苦労されてたみたいだし。今は定期的な追加コンテンツ追加と運営とかやらないとユーザーは付かないし、売り切りゲームには厳しい時代ですね。それに小出しならMetaのストアが高い値段付けられないって問題も解決できますし、大人になると重たいタイトルがどーんって出るより小出しの方がありがたいです(笑)そういえば同じクラファン系のR-TYPE Final2も小出しアップデートやってますもんね。時代の要請なのかな。

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