2019年5月12日日曜日

チェルノブ

某基板屋さんに顔を出したら「どうですかー」って感じで出てきたジャンク基板。軽傷っぽいし破格だったので。

症状的にはこんな感じで全体が黄色く表示されるパレット化け。


問題となってるのはこの箇所。


本来はMB7132っていう1024 x 8-bitsのPROMが刺さってるんだけど、互換品とか入手できそうになかったので、手持ちのEPROMに小細工して修理する事に。使ったのは27C32です。ピン配置はおおよそ同じ。ただサイズが4倍なのでA10とA11が余分に出ていて、MB7132だとCE3と/CE4になってる。まぁ、入力なら気にする必要はなくて。同じデータを4回入れて焼いておけば実質A10とA11はdon't careになる。問題は18番ピンで、EPROMでは/CEだけどPROMではCE2と極性が反対。そもそも/OEと/CEだけは使われ方を確認しとかないと……という事で基板側を確認したら、CE2とCE3はVCCに固定、/CE1と/CE4は同じ信号が入っていてVCCにpull-upされていました。となれば、EPROM側は/CEをソケットから抜いて/OEとショートさせておけば良さそうです。


うまく動いたのでEPROMは空中配線はやめて、直接加工しちゃってこの基板専用にしちゃいます。


めでたし、めでたし(^^ゞ

ちなみに、この故障モードはmameで1つ目のPROMを0xFFで塗りつぶしてやれば再現するので、アタリはつけやすいです。調査・修理ともに簡単だった久々のケース。

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