2018年2月17日土曜日

MVS入手の話とステレオ化

MVS(いわゆるNeoGeoの業務用基板)を入手するのに色々と調べていたら、国内だと安いタイプでも1万円以上が相場らしいのだけど、中国から輸入すれば6〜7千円くらいで済むことがわかった。出回ってるタイプはMV-1BとMV-1Cで、どちらも後期型と呼ばれる音声ステレオ出力には改造が必要なタイプ。値段にそこまで差はなく、MV-1Cの方が改造の手間が少ないのでMV-1Cを購入する事に。

そして誤算。写真を見る限り基板に日本語で注意書きとか入ってたので、てっきり日本から流出した基板かと思ってたんだけど、BIOSはしっかりアジア版でした。特に差し替えた形跡もないので純粋にアジア向けに作られた基板ぽい。しかも後期型はBIOSだけ交換しようにもDIPのソケットじゃなくSOPで要ハンダ。まぁ、これは後で気が向いた時に考えよう。

ステレオ化は色々なサイトで紹介されてる通り。


スピーカーのボリューム+用途不明8pin端子のすぐ近くにある9480Fって書いてある8pinチップが音声が出てくるD/Aコンバータになります。データシート見る限りピン割り当ては

1. 右チャンネル出力
2. REF
3. GND
4. 左チャンネル出力
5. LRCK
6. SDAT
7. BCLK
8. VCC

となってます。5〜7はI2Sの信号ですね。ここから出力を取るには、1、3、4の信号を貰えば良い事になります。上の写真では左側の奥から赤、1つ開けて黒、白とケーブルを繋いでいます。一般的なカラーに従い、赤が右、白が左、黒はGNDとしました。

ちなみに奥に寝てるレギュレータに大きくGNDと書いてあるのでそこからGNDを取りたくもなるのですが……ハンダのノリがめちゃくちゃ悪い上に、テスターで調べた限りGND通ってません。なので、ちょっと狭いけどD/AからGNDも取っちゃいましょう。D/Aが見てるGNDなので、引き回し的には理想的なGNDがとれるはず。

ケーブルはそのままRCAとかミニジャックでも良かったのですが、部品代をケチってSYSTEM-GXと同じ端子を付けてます。


もともとGX用に作ったケーブルで手持ち最後のステレオRCAのメスを使ってしまったんですよね……。

まぁ、そんなわけで音声だけでも無事にステレオ化できたので良しとします。

しかしあれだな、MVS使えばFM音源からの出力をI2Sで簡単にデジタルで捕捉できるのね。

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