でまぁWindowsとか言いながらも、おもむろにUbuntuのインストールを始めるわけですが。内蔵ストレージ32GB、メモリの4GBとなるとWindows上に仮想環境作ってもあまり現実的ではない。という事でSD Cardにインストールしてdual boot環境を作ることにしました。実は購入前にこの辺のページを見ていてLinuxフレンドリーなハード構成であることは確認済みなのでありました。
で、いざ作業を始めてみるとUEFIがSD Cardには対応していない様子。USBからUbuntuをインストールしてみたものの、GPTでパーティション切ってSD Card内のEFI Systemパーティションにインストールを指定しても、インストーラの判断かWindows Boot Managerがいる内蔵ストレージのEFIにインストールされちゃう。この時点で一応BIOSからUEFIのBoot設定でUbuntuが選べるようになるのだけど、Grubの起動はするもののLinuxの起動で停止。Grubのコマンドに降りて確認してみると、この時点でSD Cardのストレージは見えていなかった。USBからはインストーラが動いたくらいなので当然Bootは可能。という事でUEFI Shell環境をUSBから起動してみると、やはりUEFIレベルでSD Cardが見えていなかった。
という事で、SD CardからのBootは諦めて別案2つ。
- USB 3.0にストレージ挿してインストール:USB 3.0なら高速なストレージが使えるので、USBに逃げるのは悪い手ではない。けど、モバイルで出っ張ったデバイスにrootファイルシステムを置くのは少々不安。ちょっとぶつけただけでpanicしそう、というか昔LOOX Uを埼京線の通勤で使ってた時によく遭遇した。
- /bootだけ内蔵ストレージ:/bootなら512MBもあれば十分なサイズなので内蔵ストレージを圧迫する事もない。KernelとinitrdさえUEFIから見えればkernelは起動するし、initrd内に必要なドライバが揃っていればLinux全体のbootにも支障ないはず。
再起動後は電源入った直後にESC連打でメニュー。F9からUEFIのメニューにいけばUbuntuがGrub経由で起動できる。F10でBIOSからUbuntuをデフォルトにしておけば、Grub経由でWindowsもchainloadできるので便利。
その他、デバイス周りの注意点。
- 内蔵無線LANは初期の14.04ではサポートされていない模様(from まさおのブログ)。14.04.2では問題なく使えてたけど、数時間に1度くらいの頻度で接続が切れて、無線アクセスポイントの認証に失敗するようになる。上記ブログで紹介してるGithubのリポジトリから最新版(2015/4/19現在)をとってきてインストールしたところ安定して動作している模様。
- 初期状態&インストーラではタッチパッドに問題があった。カーソル移動くらいなら大丈夫なんだけど、一度クリックするとそれ以降クリックが効かなくなる。マウスの設定でタッチを一度無効にしないと外付けマウスも効かなくなるので注意。インストール中は外付けマウス使いました。この情報によればKernel 3.19で修正されているらしいが、こっちの情報によると3.16。手元ではインストール後の3.16.0-34-genericへのカーネルアップデートで治ったので、バックポートされたのかも。
- インストール後にバッドノウハウページ発見。なかなか良い情報源。輝度調整ボタンとか音量調整、飛行機ボタンなんかは、14.04.2では標準で使えてます。
- Caps Lockはこっちの方法で。swapcapsにするとShiftとの同時押しで誤動作するので潔くnocapsにしました。
- BIOSからVT有効にできるのでKVMとかVirtualBoxとか入れて遊ぶのも一興。とりあえずHaiku OSのx86安定版とtrunkのx86とx86_64を入れてる。
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