2015年8月16日日曜日

Ubuntuチューニング、良かった・悪かった

HP Stream 11向けにやったチューニング、少し時間経ったので振り返り。

swapfs

zramは状況によりけり。2GBでVMに1GB使う時なんかは、zramは切るか128MB×2くらいの構成にしておかないと使い物にならなかった。まぁ、2GB環境でVM使う事自体がアレな気もするので、普通に使う分にはzramを256MB×2くらいが良いのかなぁ、と思いました。
あと、SD Card上にswap作るのは無しかな。zramとセカンダリの内蔵ディスクが良いバランスな気がしました。Chromeからブログ書いてる今この瞬間の状況はこんな感じ。
% cat /proc/swaps
Filename       Type      Size    Used   Priority
/dev/mmcblk0p6 partition 1048572 0      -1
/dev/zram0     partition 242280  133884 5
/dev/zram1     partition 242280  133900 5
% vmstat -s
 1938276 K total memory
 1455064 K used memory
  797620 K active memory
  386564 K inactive memory
  483212 K free memory
   47152 K buffer memory
  445900 K swap cache
 1533132 K total swap
  267812 K used swap
 1265320 K free swap
(snip)

仮想記憶の設定

vm.dirty_background, vm.dirty_ratio, vm.swappinessは前回の設定(5, 10, 20)がわりと良好みたい。まぁ、この辺が原因で書き込み頻度が上がってSD Cardが書き込み寿命に達した可能性もあるんだけど。でも、どちらかというとswapに使ってたこと自体が問題だった気はする。tmpfsも使うのを止めてしまったのは以前書いた通り。メモリに余裕がない中で適切なサイズを見積もるのが難しいのと、ディスク溢れを気にするのが精神衛生上良くなさそうなのと。その一方で苦労のわりに体感的に得をしてる気がしなかった。

ドライバ周り

カーネルアップデートかかる度にWifiが不安定になって面倒。実は先のディスク復旧時に15.04も試したんだけど、そっちは安定してる。輝度調整や音量調整ボタンなんかも完璧。14.04系だとrtlwifi_newを常時置いといてアップデートかかった度にインストールが必要な感じ。Bluetoothは下手に動かすとWifiが動かなくなったりするので最近は試してない。これはBTとWifiがカニのワンチップだからですね。品番別に読ませるファームのROMが必要っぽくて、古いチップ向けには対応されてるんだけど、rtlwifi_new見てもまだ該当チップ向けのファームが含まれてない。

preload / prelink

これも効果は抜群だったんだけど、Chomeのアップデートがかかる度にコマンド打つのが面倒になってやめてしまった。これなしだとApp Launcherの起動に2秒くらいかかるので、本当は使いたいんだけど。パッケージ作り詳しい人なら、パッケージ更新時に自動的に走るように細工したりできるのかな? あと、App Launcherは手動でアレコレしなくてもChrome 44まではchrome://flags#enable-app-listで有効にできるみたい。45からさらに色々なexperimentalが追加されててフラグ良くわからない状態に……。44までで有効にしとくのが楽です、たぶん。

1 件のコメント:

とよしま さんのコメント...

今現在の14.04系の最新だとsysctlコマンドが3.3.9というバグありバージョンになってて、/etc/sysctl.confが読まれない模様。少し後ろのバージョンになると、今度は/etc/sysctl.confが存在してなくてもsysctlがエラー終了しちゃうようなので、ln -s /etc/sysctl.conf /etc/sysctl.d/60-user.confあたりの処置をしておくのが安全かも。