今までマイコンはPICを使い続けてたんですが、ATTiny2313が機能は少ないまでも100円というお手軽価格だったりするので、ちょっと使ってみる事にしました。
AVR Writerはどうしようかなぁ・・・と思って探してみるとhidaspx(*1)がUSBから使えて便利そう。っていうかAVRはソフトウェアUSBの実装がフリーで公開されているというのが驚き。上記の100円AVRをUSBコントローラとして使えてしまいます。AVR Writer自身にAVRを使うので、鶏と卵問題があったりしますが、確かAKI-PICでもAVRに書けたよなぁ・・・という気軽な気持ちで配布プリント基板をぽちっと購入。基板を待つ間にファームをAVRに書き込んでおくか・・・と思ったら・・・AKI-PICはATTiny2313に対応していなかった。。。ショック。
という事で、まずはAVRSP-COM(*2)互換のWriterを作ることにしました。最初はRS-232Cの信号から5Vを作るつもりだったんだけど、AVRSP-COMのプロトコル的に常時アサートされてる信号がなかったので、諦めてUSBから電源をとることにしました。最近は自作回路の電源をとる時はもっぱらUSBを使ってます。USBなら電力制限で保護がかかってるので、うっかりショートさせてもブレーカー落ちないし(笑。
で、次に作ったのが購入した基板で作ったhidaspx。わりと融通のきく回路になってて、基板と一緒に買えなかったものは手持ちの部品で事足りました。これだけでUSBデバイスとして動くのだから凄いですね。
その後、avraを使ったアセンブラでの開発をちょろっと体験し、すぐに面倒になってavr-gcc環境を構築しました(汗。まぁ、速度が必要になったらgccからインラインアセンブラ使えばいいや・・・って感じで。動作確認するまではWindowsで作業し、うまくいったのでメインマシンのMacで環境を整えることにしました。avr-gccはMacPortsからインストールして、hidspxは自前でコンパイル。なんとなくGUIも欲しかったので、Windows版hidspx-GUIを参考に見た目移植をしてみました。
開発環境はtcl/tkなので、MacでもLinuxでもOK。なんでtcl/tkなんか・・・ってのはご愛嬌。最近CADでtclを書く事が増えてきたので、その練習も兼ねて。M.Hiroさんのページ(*3)とか、「もっとTcl/Tk(*4)」を参考にさせてもらいました。前者のページはOh!Xとか、懐かしいですねぇ(しみじみ)。一応このGUIもアップしてみました(*5)。一部機能が未実装かつATtiny2313でしか動作確認していませんが。。。
という事で、まずはお約束の8x8 LEDを使って遊んでいます。LEDの制御だけでI/Oがわりといっぱいいっぱいなので、LED用の出力ポートを時分割でボタン入力にも使ってみました。子供のおもちゃにいいかもw
*1: 千秋ゼミ AVR/HIDaspx00
*2: ELM AVRライタの製作
*3: Tcl/Tk お気楽 GUI プログラミング
*4: もっとTcl/Tk
*5: hidspx-GUI/tk ver. 0.5.0/0.1