2017年6月19日月曜日

MONTAGE 雑メモ 6 - しばらくスタジオで使ってみて

キーボードコントロール

雑メモ4で書いたとおり、基本的にはキーボードコントロールをONにした状態で、SCENEに対して各パートのミュートON/OFFを割り当てる事で、レイヤー・スプリットされた音色セットを切り替えて使っています。で、しばらく使って気づいたんですが、キーボードコントロールは1-8パートにしかない。9-16については直接パートを選択した時にしか演奏できないんですね。なのでSCENEで音色セットを切り替える戦略では9-16パートが完全に使い道がなくなってしまってる……。
普通に1曲分のセットを作ると、スプリット・レイヤーで2-4パート使ったセットを数組作って切り替える感じになるので、8パートって制約はかなり厳しい。ちょっと凝った曲だとすぐに破綻してしまう。で、どうするかって言うとSSSに頼ってパフォーマンスごと切り替えるしかなくなるんだけど。まぁ、ちょっと不便だよなぁ。曲の途中でシーン切り替えとパフォーマンス切り替え、2系統で切り替えるってのはかなりの集中力を音色切り替えに持ってかれてしまう。
うーん……なんでこんな半端な制約つけたのか。実際使ってみると1曲分のセットで使うパート数って9-16パートのレンジに入ることが多いので、これが1パフォーマンスに収まってくれると凄く使い勝手が良くなる。SSSに頼るのはライブで2曲連投する時くらいにしたいよなぁ、というのが本音。

SCENE切り替えとミュート

SCENE切り替え時にミュートONになると音がぷっつり切れるよなぁ……と思ってたんだけど、これって強制キーオフされるだけみたい。なので、音色のリリースだったり、エフェクトの余韻だったりはきちんと残る。だいたいにおいては問題ないんだけど、やっぱり伸ばしながら音色を切り替えることって多いので。他社では当たり前のようにできる事ができてないのは、それなりのストレス。ただまぁ、伸ばす音は切り替え後のSCENEでもミュートしないようにしておけば済む話で、実際それで事足り事は多い。他社製品でMIDIチャンネルで切り替えてた場合、切り替え後にも同じ音色を残そうとすると、無駄に1パート重複して消費する必要があったので、それと合わせるとまぁ±0かな。

アルペジエータの変な癖

前回ある程度理解したつもりだったけど、まだ理解できてなかった。スプリットしてる時はパフォーマンス側のアルペジエータのキーレンジも適切に設定しておかないと、演奏のキーレンジ外でも発音する?まぁ、設定が面倒なのはいいです、その分フレキシブルな使いみちも生まれるし、演奏中にリアルタイムにどうこうする類いではないので。
あと、やはりプリセットが大量にあるわりに使いみちない。もっとこう普通に普段使いしそうな機能、例えば3度下の音が(スケールに合わせて長短を補正しつつ)重なって出る、とか、8分や16分の組み合わせの基本的なシーケンスパタンなんかが手軽に探し出せる or その場で編集できると嬉しいんだけど。

モーションシーケンサー

使ってみた。フィルターを8分と16分のパターンで刻む、みたいなのはなんとか可能。だけど、ちょっとできる事が想像してたのより圧倒的に少なくて驚いた。

音色作成

音色に関しては申し分ないなー、と。今のところ欲しい音色は全部納得いく感じで作れてる。特に80-90年代の曲を仕込む際に、FM音源が思った以上に良い仕事をしてくれてる感じ。DXの音色をさくっと取り込んでエフェクト盛るだけでもかなり豪勢。
ただ、モジュレーションのアサインなんかはAWMとFM-Xで挙動が違ってイマイチ不便なところも多い印象。例えばFM-XだとFM音源の音作り知らないとLFOのアサインすらできないんじゃないかと思う。
ノートシフトや音色パラメータのオフセットをパフォーマンス側に持ちたいところなんだけど、ボイスとパフォーマンスの概念が統合された以上それは無理なんだろうな。この点については諦めてパフォーマンス内で個別のパートの音色をガンガン編集しちゃってる。
あとはパフォーマンス編集時にエレメントのコピーをする方法ってあるのかな?複数エレメントの音を作るにしても、エンベロープパタンはコピーしてちょっと補正で済ませたい事は多々あるので。あとは和音鳴らすように修正するときなんかも。

外観

やっぱり地味かな。いわゆる昔ながらのプロ機材って雰囲気はあるんだけど。スタジオやステージで見た時に一番目立つはずの背のロゴが、他社の現行商品に比べると凄く地味で昭和感が漂ってる。いや、もしかしたら意図的にSYの後継感出してるのか?

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