2016年6月27日月曜日

渡航記録

そろそろ渡航した国、使った空港を覚えきれなくなってきたのでメモ。すでに一気に思い出せなくなってきてるのでロストしてる物もありそう。特に国内。

渡航した国・特別行政区

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空港(海外)

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空港(国内)

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2016年2月22日月曜日

齊藤彰良さんの訃報に寄せて

エムツーさんのページにて報告されているように、尊敬する仲間を一人失いました。齊藤さんには人生において多大なる影響を受けましたので、少しばかり思い出などを記録に残したいと思い、この記事を投稿します。

僕が齊藤さんの名前を知ったのは、確か高校生の頃、MOディスクを通してでした。MO?って思うかもしれませんがMOです。当時は通信環境もなく齊藤さんのネット上での活躍を知るすべはなかったのですが、たまたま電脳倶楽部を通じて知り合った方(*1)がパソコン通信にあがっているデータを定期的にMOで送ってくれていたのです。雑誌が唯一の情報入手手段だった僕はZ-MUSICしか知らなかったのですが、MOには未知のデータ形式MDXのデータが大量に収められていました。その中でも全曲集を含む良質かつ大量のデータの作者が齊藤さんでした。さらにMOには齊藤さん自身が作られたドライバSCMとそのデータも含まれていました。MSXとX68で育った僕にとってSCMは夢のようなドライバでした。音色の魅力もさることながら、その高度な動作原理も含めてすっかり虜となり、齊藤さんは自分にとって68界の憧れの先人の1人となったのです。

その後、大学の入学に合わせて上京。一部のパソコンユーザにはインターネットが普及しつつある時期でしたが、僕は敢えてパソコン通信に飛びつきました。MOでしか知ることのできなかったスーパースターたちの仲間入りがしたかったのです。先人にならって、作ったアプリやデータを次々にパソコン通信に流しました。僕が齊藤さんと初めて直接コンタクトをとったのもこのような活動の一環でした。はっきりとは覚えていないのですが、おそらく当時の最新版のSCMの転載と、満開版まーきゅりーゆにっと対応用のバイナリパッチの配布許可のお願いだったと記憶しています(*2)。この時、齊藤さんには非常に喜んで頂き、未公開だったSCM2の実行ファイル一式と、サイキックフォースのデータを送っていただいた事を覚えています。

X68の終焉を受け入れてしばらくの間はMac(OS XではなくてClassic Mac)ユーザとして過ごしました。この当時、Mac上でもMML環境が欲しくて作ったのがT'SS - T'SoundSystemです。最初はSoundManagerの提供するソフトウェアシンセをベースにした物だったのですが、厳密なタイミング制御がしたくて波形を全て自前で合成する方式に切り替えました。当時使っていたマシンはPerforma 630、CPU的にはLC040-33MHzです。今の人の肌感覚ではいまいちピンと来ないとは思いますが、当時としてもそれほど速いマシンではありません。しかし、この時に意識していたのがSCMの存在でした。我が家のXVI(16MHz-24MHz)でADPCMへのエンコードという重荷がありながらバリバリ動いているのなら、040-33MHzでPCM合成が出来ないはずがない。そう信じる事ができたから、当時安心して波形合成に舵をきることができました。その後SEGA AGES 2500シリーズでIOP(MIPS 37.5MHz)を使ってFM音源をエミュレートする事になるのですが、この時にあったのも齊藤さんに追い付きたいという気持ちが大きかったと思います。

さて、話が少し前後しますが、齊藤さんと一緒に仕事をする事になった最初の作品がでじこミュニケーション(*3)です。僕は当時BeOS仲間だったエムツーの岡田くんに声をかけられて、C++とアセンブラとゲームの分かる即戦力としてヘルプに誘われました。その時同じく外部スタッフとして堀井社長が口説き落としていたのが齊藤さんでした。僕にとっては夢のような仕事でした。当時私はお金に困っていたので(笑)、案件の詳細は知らないままふたつ返事で仕事を引き受けていたのですが、NDAを結んでびっくり。でじこ案件だった上に、憧れの齊藤さんが参加するというじゃないですか。そして齊藤さんが提供するというサウンドドライバは僕が夢中になったSCM、SCM2に続く最新作のSCM3lt。そしてそのドライバの上で楽曲を提供するのがもうひとりの憧れの人、さんたるるさん。なんかもう、嬉しいやら眩しいやらでしたね。当時の顛末についてはさんたるるさんの投稿もぜひ読んでみてください。この2人のコンビが放つゲーム制作への情熱、執念には本当にただただ圧倒されるばかりでした。

その後、齊藤さんは関東に出てきて正式にエムツー社員になる事を決断。僕は外部スタッフのままお手伝いを続け、でじこ2やSEGA AGESとしばらく仕事でご一緒させて頂きました。僕はこの時のお金で修士を卒業させて頂き別の道を歩む事に。その後のエムツーさんと齊藤さんのご活躍は皆様ご存知の通り、といったところです。

いまやスタープレイヤーの溜まり場となったエムツー。堀井社長の持つゲームへの情熱と巧みな経営戦略、そして齊藤さんの第二の人生を切り開いた人材プロデュース力に感謝。そして大切なきっかけを作ってくれた岡田くんにもありがとう。


(*1): 確か、読者から読者への読者プレゼント?っていう、よくわからない企画で当選した時の出品者でした。人生唯一の文通経験です。SFXVIとか知ったのもこの時です。

(*2): 満開版はI/Oアドレスに若干違いがあり、未対応のアプリを動かすためにアドレスを書き換えるようなパッチが簡単ではありますが必要だったと記憶しています。市販ゲームのサウンド周りの16MHz/24MHz対応バイナリパッチなどと合わせて、当時は身の回りで動かないアプリに対して手当たり次第パッチを作り公開していました。

(*3): 昨年末の大掃除、当時書いた手書きのミニゲーム企画書が出てきました。懐かしいです。

2016年2月4日木曜日

2015年10月〜12月の読書

10月は8冊、11月は3冊、12月は4冊……って事で低空飛行が続いてます。まぁ、読む数が減ると、自然に投稿頻度も減るって感じで。2014年は後半から読書を再開して141冊だったんですが、2015年は通年で94冊だそうです。で、おそらく2016年はもっと減らすつもり。というのも通勤時間を読書にあてていたのですが、今年はTOEICに再び注力してみようかな、と思いまして。なんか900軽く超えてるくらいじゃないと色々と生きるのが辛くて。まぁ、そんなわけで2016年は怪しげな英語学習ブログよりはリアリティのある学習体験談が書けたら……とか思って学習計画実践したり公開テスト受けたりしております。

娯楽

「あいどる・とーく」は個人出版モノですね。Google+上で活動を展開している(で、あってるのかな?)日本独立作家同盟さんの群雛って雑誌があって。実は最近わりと読んでました。掲載にハードルを設けてないわりには結構面白い作品があって。その中でも神楽坂らせんさんは良作を定期的に投稿されてる方。
SF短編で、うるっとくる良い話でした。主人公のとある設定を効果的に使いながらアイドルに普遍の孤独感をうまく表現しています。中間部の断片的な文章を重ねた表現方法も、主人公の設定や背景とあいまって良い雰囲気が出ています。結びも適度な読後感が刺さってきて良かったです。いくつかの解釈が頭の中をぐるぐるして、最後の何ページかを読み返しちゃいました。

「風の歌を聴け」村上春樹のデビュー作。本当はタイトルに惹かれて「羊をめぐる冒険」を借りてたんだけど、先に読んでた妻が「3部作の最後の作品だからこれだけ読んでも……」とか言ってたので、自分はそっちは読まずに最初の作品を読んだ、という。デビュー作からこういう空気を出せてた人だったんですね、なんか感心。引き続き3部作を読破したいけど、今年ペース落とすからだいぶ先になりそう。まぁ、人生は長い。

「天冥の標VII 新世界ハーブC」遂に創世記かぁ。以前の巻では万能な少年として描かれていた少年が、ここにきて人類滅亡の苦難の前に立たされ、ただの人に成り果ててただれた生活を……。こういう展開が書けるのが小川さんの凄いところだと思う。このまま読書のペース落ちれば、執筆に追いつく事は当面ないかな(笑)。まだ読み終わりたくない作品なんですよね。



教養

「コトラーのマーケティング思考法」マーケティングの人のバックグラウンドを少しでも知りたいなぁ、と思って選んだ本の1つ。垂直思考、水平思考についての教科書。読んでみて、市場っていうのはこういう考えのもとで焼畑農業的に刈られてきたんだなぁ……という思いとともに、限界まで細分化された今でも未だこの考えに縛られて部署の生き残りを考えてる組織が多いんじゃないかと。そんな風に感じました。古典として知っておいて損はないかもしれませんが。あとは単純に一人ブレストしたい時にも使える手法、ていうか、なんか別の本でそういうの読んだ気がする。

「スタンフォード大学で一番人気の経済学入門 マクロ編」なんか人気あるっぽいティモシー・テイラーの本も読んでみた。本格的な本に見えるけど、たぶん基本的なところを概要だけって感じだと思う。基本的には良い本なんだけど、改めて「この世で一番おもしろいマクロ経済学は良書だったんだな、と。あっちはもっと薄い漫画なんだけど、改めてこっちの本を読んでみても新しいことを覚えた感じはしませんでした。

「住まいの解剖図鑑」家にあったので読んでみた。昔妻が家を建てた時に読んだらしい。住宅の設計について、建築家はどんな制約のだけでどう考えてデザインしているのかを、普通に人にもわかるようにゆる~く解説した本。建築家を目指す若者と家の購入を検討している人、双方に向けて書かれた本だそうです。物の配置に関する話題が多いので、借家の人が読んでも家具のレイアウトなんかの参考になると思う。オフィスのデザインをどっかの事務所にお願いする、なんて場合にもこれを読めば適切なダメ出しができるようになります。



技術

「表現の技術」タイトル的には映像表現についての本のようにも見えるのだけど、実際はCMの映像制作を専門とする著者が、脚本の書き方の要を優しく説いたような本。コンテで考えるところが映像制作屋さんぽいところだけど、内容的には大衆小説執筆のイロハを書いた本と同じような事を言っています。小説家を目指す人向けの本よりは文字が少ない分、すっと頭に入ってくるかもしれません。

「Unreal Engine 4で極めるゲーム開発」非常に良いUE入門書。学ぶ順序も良くねられているし、職種によって読むべき章を限定して、必要に合わせて読む順番を変えられるような工夫もみられる(エンジニアは結局全部必要ですが)。覚えることの多いGUI操作も、必要に応じて説明があるので無理なく退屈もせず覚えられるのが素晴らしい。これで飛ばし読みOKなんだから、相当構成には苦心してるはず。筆者が昔好きだったゲームブックの話が時々出てくるけど、この解説書自体がまるでゲームブック。
若干誤植が多いのが難点ですが、ハンズオン的に読んでいく分には、多少トラブルありながら進めていくほうが身につくので目をつぶりましょう!ただし、UEのバージョンは本書と揃えて読み進めた方が無難かも。たいして違いはないだろうと最新版の4.10.1で始めたら、所々細かい違いがあったり、Blocking Volumeがうまく不可視になってくれなかったり、結構はまって後悔しました)。
チームによる大規模開発におけるノウハウ(工程、作業プロセス、運用Tips)や心構えなんかも書かれていて、大手ソフトハウスの様子を垣間見ることができます。
ある程度ゲーム作りのパターンは知ってる人がUnreal Engineについて一通り学ぶのには最適な本かと思います。逆にジャンルごとのゲームの作り方、みたいな事は一切書かれていないので、そういうのを期待してる人は別の本を探した方が良いかと。
ちなみにそれなりのプログラマでゲーム業界経験もある私ですが、全部まじめに読みこなすのに100時間以上かかりました(バージョン差異でハマった時間も含みますが)。

「OpenGL ES 3.0 Programming Guide」GLES2.0の本は日本語版を持ってた&それでGLを覚えたんですが、3.0は重複する部分も多いし、日本語すぐには出なそうだったので、とりあえずKindleで買って読んでみました。まぁ、紙の日本語版、デジタルの英語版が揃ってると、必要な時に調べるのにも楽かな、とも思って。一応全体を通して読んでみたんだけど、日本語版読んだ時に理解できなかった影の計算方法とか、今度はようやく理解できました。英語のほうがゆっくり読むのと、論理の筋道がすっきりしているのと、あと2度目なのと。全部の相乗効果ですかね(笑)。


2015年12月26日土曜日

Think MIDI

Think MIDIがとにかく凄かった

って話を書こう、書こうと思って引っ張っていたので、忘れないうちにそろそろ書こうかと思います。イベントの詳細については藤本さんのDTMステーションに紹介があるので、そちらを見てください。今回、関係者のご厚意でイベントには招待して頂いたのですが、そういう事を抜きにしても「これ、国際フォーラムで2F最後列で1万って言われても絶対行く!」って内容でした。

出演陣が凄い!

メインステージだけでも、裏ボス級のアーティストが惜しげも無く大量投入。
Day 1:向谷実、西脇辰弥、増田隆宣、篠田元一、浅倉大介、松武秀樹、冨田勲、服部克久
Day 2:大島ミチル、伊藤賢治、伊藤圭一、白井良明、難波弘之、氏家克典、梯郁夫、松武秀樹、篠田元一、根岸孝旨・阿部薫
(抜けがあったらごめんなさい、裏ボス級じゃないって意味ではなく、単純に多すぎて書き忘れてるだけです)

展示が凄い!



YMOに関しては既に何回か機材展示があったので、そこまで貴重と言うわけではなかったかもしれないですが。
それにしても、このタンスに松武さんがスタンバって、メインステージとの共演をやったりしたのには大興奮。

また、これ以外にもヴィンテージシンセが年代順に展示されていました。この写真は展示のほんの一部だけ。


円卓に並べられた往年の名機たち。実は全機がMIDI接続されていて、Web MIDI使って使ったというパッチベイを使ってお客さんが手前のキーボードから演奏できるという仕掛けに。

左のは物理モデリングのVL1。実物は初めて見たけどめちゃくちゃオシャレ。眺めてたら知り合いの方が来て「これ僕が作ったんですよ」と、少しお話を聞かせてもらいました。VL-70mは持ってたんですよ。大学に来るときにヤマハ音楽教室の積み立て金が余ってて。好きな楽器選んでいいよ、って親に言われて(妹には内緒って言われてたけど、もう時効だよね)。高校でクラリネットやってたので、コントローラのWXとセットで手に入れて、今でも大切に持ってます。今回ステージで氏家さんが使ってたんですが、やっぱり生楽器のシミュレーションでは別次元の素晴らしさでした。

で、他にも企業展示とかあったんですが、撮影して良いのかわからなかったので写真はありません。

ライブ・ステージ

個人的に思い入れのあるアーティストも多かったので、文章だけですが、がっつりと。

Live I The Great MIDI's

YAMAHA DX-7、Roland D-50、KORG M1に関して、それぞれ縁のあるキーボードプレイヤーが語りつつ、篠田さんとセッションするという素敵コーナーです。ちなみに僕は篠田さんの実践コード・ワークで結構勉強してた人なんですが、篠田さん自身についてはほとんど知らなくて。今回、ステージ関係をまとめていらしたようなのですが、司会も素敵だったし、セッションで演奏された篠田さんの音楽も好み。帰り道にamazonで検索したらCDあまり出てこなくて教本ばかりだったのでがっかりしたくらいです。

で、トップバッターは向谷さん。DXのプリセットを作りこんだご本人の降臨。初期のカシオペアで使われてたような音色で時間差でデチューンしてくようなうっとりサウンド。感動しました。向谷さんのコピーはみんな二人でやってるみたいな話がありましたが。そりゃそうですよ。向谷さんって和音でフレーズ組んじゃうっていうか。メロディーにも複雑なハーモニーが積まれてて、採譜するのも演奏するのも凄く大変。加えて大量の音色だもんなぁ。

二番手の西脇さんは僕にとってはかなり特別な存在で。子供の頃、歌謡曲って一切聞かない子だったんですよ。なんか音がスカスカで聴いててもつまらないな、とか思って。ゲーム音楽とかは好きだった癖に(笑)。でも、ドリフとか見てるとなんとなく耳には入ってくる。で、ある時たまたま聴いたribbonの「太陽の行方」に衝撃受けて。それからアイドルの曲とかロックも聴くようになった。それ以来、西脇センサーみたいなのが体の中に出来上がってしまって、気になる曲を見つけて調べると西脇さん、みたいな時代が長いこと続きました。國府田マリ子にしたって西脇さんの存在がなければ聞いていたかわからない。その後の音楽の趣向に大きな影響を与えた人です。西脇さんは編曲はシンセがっつりだけど、演奏はオルガンにハーモニカってイメージなんですが、結構なシンセ好きのようで。篠田さんとのシンセ談義は永遠に聞いていても飽きなそう。Rolandのエンドーサーでもある西脇さんはD-50の紹介をしつつ、今に繋がるRolandの音作りについてのお話でした。

最後は増田さん。B'zのサポートメンバー。音は色々なCDで聞いてきてるけど、アーティスト本人については僕はあまり知りませんでした。ロックな音楽性とKORGの太い色がマッチしてますね。M1の紹介という性質上、一世を風靡したあのピアノ音を使ったデモではありましたが。

そう言えば関係ないけど昔作った【ニコニコ動画】【初音ミク】寂しがりやの舞踏会 - Cosplay i-Doll -【オリジナル】は、Legacy Collectionですけど、ほとんどM1でした。綺羅びやかな音色が多いので、こういう使い方も結構いける。

Live II History of Legend

MIDI登場以前のシンセを使ったスペシャルライブ。松武さんはタンスにスタンバイ、篠田さんと浅倉さんも、それぞれヴィンテージなアナログシンセ。実験的な音楽から始まって、最後はなんとBehind The Maskで〆。浅倉さんというとデジタル世代って感じですが、その浅倉さんを交えてのアナログ全開なBehind The Maskは聴いていて涙モノでした。

Live III MIDI SUPER BAND

難波さんを交えたSUPERライブ!難波さんは関西でのライブから駆けつけてリハもままならなかったようですが、演奏は熱かった。ここまではわりとフュージョン色が濃かったんですが、難波さん登場とあってキング・クリムゾンのコピーありーので一気にプログレ展開。氏家さんも色物シンセを駆使しての変態的な演奏を展開していたし、松武さんはタンスで追い打ちかけるしで、狂喜乱舞のステージでした。ここでも最後はなんとライディーン。「あ、やばっ。ちょっと音作るんで待ってください」ってアナログシンセ最高!ってイベントの趣旨に反した想いを抱きつつ「ちょっ、それまさか」のライディーン。難波さんがその場で作った音色でリードをとってのライディーンとか、どんだけレアなんだこれ。

その他のステージ・デモイベント

パネル:MIDI Legen - Think MIDI -

松武さんがセットしただけあって、超超超大御所が登場。服部克久先生に富田勲先生。服部先生MIDIとは縁遠い印象で、トーク的にも生演奏派って感じだたんだけど、富田先生が話し始めて合点が言ったというか。この二人組み合わせると面白いし、旧知の仲だったんですね。富田先生が当時、新しい音を作っては服部先生のところに夜中に電話してきた話とか。松武さんの用意した質問も面白くて、富田先生ちょっとヤバメの大暴露の連続。

松武「金星の冒頭のあの人の声のような音、どうやって作ったんですか?」
富田「あぁ、あれか……。……人の声……に聴こえますねぇ」
服部「ちょっと、あぶないよ、この人。大丈夫なの?!」

えー?!ちょっと、今、何て!!

松武「新しい録音ではティンパニの音を入れなおしてるらしいですが、前はどうやっていたんですか?」
服部「ちょっと、あれ言わないほうがいいんじゃないの?」
富田「……ティンパニの音ですね」

!!!

まぁ、盛り上がりました。で、このトークで新録の存在を知ったので、帰り道でさっそくGoogle Play MusicにてULTIMATE EDITION聴きました。いや、いい時代。しかし、結構作りなおしてますね。「イトカワとはやぶさ」とかいう断章が追加されてますし、生っぽい音も積極的に追加されていて、開き直ってハイブリッドにしました、な感じ。

MIDI's Exhibition

実はここあまり見てなかったんですが、イトケンさんがコメンテーターとして出演されてて。最後にオケもので、Logicで作った借版を流すところがあったんですが……そっかー、今時は適当に作った借版でもこんな音が出ちゃうんだー、と妙に感心しました。一昔前は寺嶋民哉さんとかがゲーム音楽の予算使って実験的に手間暇かけて電子オーケストラやってたわけですよね。それよりはるかにリアルな音が素人が手の出る予算でDAWをオンライン購入すれば実現できちゃう。もちろん能力も必要ですけど、機材的には可能なわけですよね。凄いなぁ……と驚きました。

大島ミチルと映像音楽

メインステージでのトークでしたが、素晴らしい内容でした。大島さんって映画やドラマの音楽を何万曲も書いてる方で。忙しい時には一晩で何十曲とかお話してました。その大島さんを技術面で支えていた伊藤圭一さんを交えてのトークだったんですが。オーケストラやピアノを使った作品が中心なのでMIDIは関係ないと思っていたら、まさかのMIDI大活躍っぷりに驚きました。

まず、スタジオなんですが大島さん用特性のピアノ。中に手作りのMIDI装置が取り付けてある。今でこそ自動演奏機能付きのピアノは当たり前のように売ってますが、それ以前に考えて作られたんでしょうね。映像を見ながら即興で曲を作るんですが、映像とのタイミングが微妙にずれてしまった時にMIDIデータでテンポを修正して再演奏したものを使っていたんだそうです。最初は自分の演奏を修正される事に大島さんも抵抗があったそうですが、慣れてからは一発撮りでもミスを恐れず、音楽的に妥協のない思い切った演奏ができるようになって良かった、といった話をされていました。

それとオーケストラ曲を作る際にも、今はオーケストラ音源を使ってMIDIで曲を組み上げるんですね。で、映像に合わせてテンポ取りをして。そのテンポ情報からクリックを作って、本物のオーケストラが録音する時はクリックに合わせて指揮棒を降る。こういう裏事情は全然知りませんでした。

ABILITY Proのデモ

デモステージだったんですが、西脇さんを交えて、という事でガチで見ておりました。しかし、ミュージシャンの方々ってトーク慣れしてますね。エンドーサーとしてのキャリアからなのかもしれませんが。ボーカロイドが操作できるショルキーを使ったデモとかもしてました。ひょっとしてあれ、中身はeVocaloidだったのかな?NSX-39と似たような仕組みで演奏してました。救済ボタンがついてて、歌詞がずれた時に小節頭に戻せたりするらしいです。あと、megpoid v4のデモ曲が西脇さんだったらしく、そのデモ演奏もありました。西脇さん、中島愛さんのライブのバンマスだったのか……知らなかったなぁ。

AMEIによるWeb MIDI / Web Audioを使ったデモ演奏

プロのミュージシャンがChrome上で動くWeb AudioベースのシンセをWeb MIDI経由で演奏する、というもの。嬉しい半面、やっぱり見ていてドキドキする。トラブルあったらごめんなさい、みたいな。で、実際トラブルあって「ブラウザが応答しません」ダイアログが出ちゃってドキドキ……。Rolandの渡邊さんが例によってブラウザベースのVJシステムで映像を出していました。

しかし、レイテンシの低めなOS Xを使っていても、プロの演奏陣から見ると、まだまだもっさりな印象が否めないようですね。まぁ、この辺はソフトシンセが出てきた頃も同じように言われていて今の地位を築いたわけで、おいおい解決されていくのかな、と思っています。

別のステージでも誰かが言われてたんですが、実は慣れの問題も大きいし、レイテンシ含めて楽器なんだよね、みたいな話。確かにアナログシンセとかは立ち上がりが良いのですが、ピアノとかだってメカニカルな遅延があるし、最近何気なく使ってるソフトシンセだって遅延はアナログ時代より大きい。そもそも普段の演奏からして音速350m/sの世界なんですよね。10m離れていれば30msecくらいは遅れてちゃう。だからオケでは指揮棒を見て合わせるんですが、そもそも人間自身の反応速度を考えると、脳が考えてから手が動くまでの遅延のほうが1桁大きい。なので頭の中では常にタイミング合わせるための先出しをしているわけで、楽器側の遅延はそこに若干オフセットを加える程度の差異なんですね。もちろん練習を重ねてきたタイミングがあるので、慣れないと違和感は感じるわけですが。

でもまぁ、そういう事はプレイヤー側が言うからカッコいいのであって、作る側は改善する努力は続けるべきだろうな、とは思います、もちろん。

「DTMステーション Plus!」出張版

あれ、藤本さんまでステージあったのかー、って感じで。なんかこっち方面の知り合いはみんな出し物やらステージやらでしたね。作曲家の多田さんとオーケストラ音源を使った打ち込みの実際みたいなステージでした。多田さんの音楽はあんまり知らないかなぁ、とか思ったけど、天地無用!GXPとか、砂沙美☆魔法少女クラブの人でした。めちゃくちゃ通ってきた道じゃん。最近はプリキュアって言ってたので子供達の耳にも浸透してるはず。ストリングス音源って奏法の切り替えとか普通のシンセにはない特殊なMIDIの使い方をしていて、とっつきにくい印象だったんだけど、デモをみると抵抗なくなりますね。たぶん「本当にこんな風にして使うのかなぁ」といった長年の不安が「あ、やっぱりこれで良いのか」と解決してすっきり。とは言っても、昔持ってたEW/QLとか、最近のOS Xだとインストールできなくて、使える状態にあるオーケストラ音源は今は持っていないのであった。安くなってきたとは言え、年1回くらいしか使わない現状だと、使うたびにアップデートとか、Windowsとか据え置きゲーム機みたいな状況に……。

閑話休題。最後は打ち込みオーケストラに生バイオリンの共演って形のデモで終わりました。

最後に

facebookのコミュニティにも貴重な写真が上がっているようですので、ぜひチェック!2015というタイトルから来年にも期待しちゃいますね。梯さんにも元気で活躍し続けて頂きたい。

しかし、MIDIも30才を越えました。これからどうなるんでしょうね。WWWの世界も最先端って言われ続けてもう25年も経つ技術です。そのWWWも基幹技術のHTTPについて抜本的なメスが入り、1.1から2.0への移行をまずまずの調子で進めています。その一方でもう1つの基幹技術HTMLは苦しみながらも段階的な改良の道を選びました。戦略の違いはプレイヤーの数の違いから来るところなんでしょうね。HTTPならApacheやnginxなどの主要なサーバ、IE/FF/Chromeといった主要ブラウザさえ対応してしまえば、ある程度強引に移行が勧められそうですし、実際にそういうシナリオで進んでいるように見えます。一方でHTMLは世界に無数に散らばるコンテンツプロバイダーに影響する話ですから、例えコストがかかっても泥沼を掻き分けて進むしかありません。

MIDIもここ数年でWeb MIDI、BLE MIDIと応用範囲を広げていますが、基本はエンドユーザ向けの段階的な変化ですね。昨今、音楽産業の中心がレコード会社からライブ運営会社に移ろうとしています。現状ではステージ全体の制御となるとMIDI、DMX、OSC、あとは0MQ使った独自システムの相互運用みたいな感じなんじゃないかな?予算とどこまで実験的な事をやるかによって、その場その場でシステムを組んでいく感じで。ツアーでも、それなりにベーシックな構成でも機材一式をトラックに乗せて回るしかない。お金がライブ主体で回るようになった時に、この辺がどう整理されていくのかは少し興味があります。アマチュアのライブでも自宅で作りこんだ照明データをライブハウスに持ち込んで〜みたいな事ができるようになると楽しいな、という話なんですが。

2015年12月5日土曜日

日本向けの技術的な話題はQiitaに移行

タイトルの通り、技術的な話題、特に日本語で書く記事なんかは、今度はQiitaに書いていこうかな、と思います。ブログの方にはQiitaへのWidgetを貼ることにしました。suinさんがQiitaで公開しているWidgetです。

今後こっちは読書くらいしかネタがなくなるかも?

2015年10月22日木曜日

Ubuntu 14.04系のsysctl.conf

なんか最近マシンが遅くなったと思っていたら、どうも/etc/sysctl.confが読まれなくなっていたらしい。とりあえず調べて適切な対処がわかったのでHP Stream 11のカスタマイズの記事を投稿してた手前、メモを共有。

ざっくり見た感じ、/etc/init.d/procpsがsysctl --systemを呼ぶことで設定を食わせている。man的には--systemは/etc/init.d/*だけじゃなく/etc/sysctl.confも読む仕様だけど、実際にstraceしてみるとstatするだけという怪しい挙動。sysctlのバグっぽいので少し追いかけてみた。

% sysctl --version
sysctl from procps-ng 3.3.9

という事なので、procps-ngの更新履歴を調べてみると、それっぽい修正が2回。

sysctl --system loads default config file

この修正前が問題の3.3.9、修正後が3.3.10。ポカミスで常に/etc/sysctl.confが読まれなかったのを読むように修正。ただし、この状態でも/etc/sysctl.confが存在しないとsysctlが異常終了する。

sysctl: Correct stat on /etc/sysctl.conf

こっちが入るのが3.3.11でわりと最近の修正。ファイルがあれば読むし、なければスルーという期待どおりの動作。

という事なので、これを機に/etc/sysctl.d/60-users.confに移動する、という事も考えたのですが、今後のアップデートで一時的に3.3.10の状態になる可能性を考えると、

% ln -s /etc/sysctl.conf /etc/sysctl.d/60-users.conf

としておくのが良さそう。

2015年10月15日木曜日

TAKADA BANDと旧姓たかださん

セカンドライブのお知らせ

3×3 EYESやBLUE SEEDの楽曲を中心としたTAKADA BANDの曲をガッツリ演奏しちゃうバンド、旧姓:たかだのばんど。なんとセカンドライブでは本家ボーカルの三松さんから直々にリクエストされた楽曲を演奏しちゃうらしいぞ?

ライブ情報ページはこちら。2015年11月15日(日) 17:00、大塚Hearts+にて。ダメ系という言葉が生まれたその瞬間から活動していた人たちが集結したライブ。言葉を作った本人が言うんだから間違いない。というか、ダメ系バンドアンテナは当時彼らのライブ情報を漏らさず収集しようと思って作った自分用の情報収集ページだったわけで。ここに来て彼らと対バンしたり、同じバンドで演奏したりなんて、ちょっと熱すぎる。

10から20年前にターゲットを絞ったちょっとお年寄り向けのイベントですが、好きな人なら老若男女問わず知ってるような名曲ばかりですので、ぜひ遊びに来てくださいませ。

前回のライブ映像

ファーストライブの映像が公開されています。カッとなったバンマスが全編アップロード。どうでしょ、このmotif rack esの奏でる90年代の響き。

青い月の下でのイントロとか、Silent Surrenderのオルガンや中華なベル音とか。音色には相変わらずこだわってみたつもりです。ドラム・パーカスなんかもですが、結構手数というか音数も半端ないですね。極端な例だと、ギターの手がどうしても足りなくて、事前に録音した演奏をドラム経由でパットから鳴らしたりとか。

そういう仕込みとか試行錯誤もあって迎えたファーストライブでしたが、ライブを通してメンバーの呼吸もあってきて。セカンドに向けた練習では、さらに一歩踏み込んだ練習ができてるんじゃないかと思います。そんなわけでセカンドライブ、よろしくお願いします。