2024年12月25日水曜日

今年の芸術方面の活動

今年はメタバースで18回DJやらせてもらいました。そのうち7回は海外イベント。

あとは随伴音楽。1つ目は大学の仲間と作った映像のBGM。


もう1つは課題で作った動画のBGMとSE。


あとは映像関係の勉強に伴い、VJ周りの環境も再構築中。自作のウェブベースのやつとTDをVDMXに繋げる形であれこれお試し中です。

ドラムは教室通いを続けてて、今YAMAHAのドラムのテキスト3冊目。会社のメンツと時々集まって演奏したりしてます。

結局ゲーム何やったんだ?

思い出しながらメモってみたら、わりと沢山あるのでは……だったら、もっと頻繁にメモしないと駄目だ。でもまぁ、だいたい春まで。年末になって少し再開したけど。

PS5

  • Ys X - NORDICS
  • DQ III HD-2D
Switch
  • Xenoblade Definitive Edition(6章まで)
  • DQ X (フリープレイに誘われて少し再開、Version 3に入ったとこ)
X68000
  • ロマンシア
  • ダンジョンマスター(序盤……)
PC-8801
  • ぽっぷるメイル
  • ブライ上巻
PC-9801
  • Xak
  • Xak II
  • ブランディッシュ
Apple IIc
  • Wizardry(まだ序盤だと思われ……)
MZ-1500
  • ロポコ
PC-8001mk2
  • XeGrader

括弧書きで何もコメントしてないやつはクリア。

京都芸術大学について

前ふり

今年のブログ、4月まではPC-9801RAとDO+を使えるようにして、X68k EXPERTのSASIポートを修理して、Apple IIcを使えるようにしてWizardryで遊び、8001用にPCGもどきボードを作ってNew City Heroで遊び、MZ-1500のQDを修理、QDのケース作ってディスクシステムのメディアを再利用してロポコで遊び……と順調なレトロPCライフだったわけですが、そこで活動停止orz

何をしていたかと言えば、京都芸術大学に入ってリモート講義を受けてただけなんですが、一切の活動がピタリと止まるくらいには忙しく真面目に勉強してました。

京都芸術大学

もともとは瓜生山学園 京都造形芸術大学と呼ばれていたところで、略称は瓜芸。オンラインに力を入れて勢力拡大の中、京都芸術大学と改名。もともと存在した京都市立芸術大学(略称:京都芸大)と名前で揉め、略す場合は瓜芸と呼ぶことになってる。最近はあちこちに広告出してるし、オタク向けなコースが沢山あるので名前は知ってるという人も多そう。

自分が通ってるのは文化コンテンツ創造学科 映像コース。フジテレビが全面協力して設立されたコースで、自分は一期生。ぶっちゃけ一期生という響きが良かったので選びました。学費は年間40万円弱で、すでに大学出てる場合は三年次編入ができ、きっちり単位を収めれば芸術学士が取得できます。40万円が高いか安いかは個人の価値観で違うかとは思いますが、今どきの子育てにかかるお金と比べたら鼻くそレベルです。これで学割でAdobe CC使ったりiPadやmac mini買ったり、DAWのあれこれやVDMXを買ったりしてると、割引だけで元がとれちゃう。提携してるDMM英会話も3ヶ月毎日30分マンツーマンで1万円ぽっきりです。

講義の内容に関してはかなり良いです。少なくともコースの担当者たちは、それぞれの分野の第一人者ばかり。日本のテレビや映画の歴史を作ってきた、今まさに作ってるような人達が教えてくれます。これぞオンラインの醍醐味ですね。スケールするから講師にお金かけられる。たとえば第一期生は400人以上いるらしいし、学部共通科目とか受けるとレポート提出者は毎回1000人近くになる。私立の大学だとそういう話も聞くけど、東大ではせいぜい数十人規模の講義しか受けた事なかったから、これは凄いカルチャーショック。

どんな講義を受けてる?

ほんとに映像の何から何まで(広く浅くではあるけど)教えてくれる感じで、例えば必修でとった単位はこんな内容。

  • 映像I-1 映像学入門
  • 映像I-2 企画の方程式
  • 映像II-1 映像制作概論1(ミュージックビデオ・広告)
  • 映像II-2 映像制作概論2(エンターテイメント・コメディ)
  • 映像III-1 シナリオライティング論
  • 映像講義1 コンテンツビジネス論
  • 映像講義2 映像と向き合う
  • 映像基礎1 映像思考概論1
  • 映像演習I-1 企画のつくり方
  • 映像演習I-2 技術を知る(撮影・照明)
  • 映像基礎2 映像思考概論2
  • 映像演習II-1 シナリオライティング演習
  • 映像演習II-2 技術を知る(編集・サウンド)
まだ取れてないやつが
  • 映像演習III-1 アイデアをデザインする
  • 映像演習III-2 技術を知る(モーショングラフィックスと応用)
  • 映像IV-1 映像制作概論3(ドラマ・映画) - 講義受講済み、作品制作中
  • 映像IV-2 映像制作概論4(アニメーション) - 講義受講済み、作品制作中
  • 映像V-1 社会を変える企画 - 講義受講済み、作品制作中
  • 映像V-2 映像制作概論5(ノンフィクション)
  • 映像V-3 映像制作概論6(メディアとアート)
必修以外でとったのが
  • 芸術理論1 東洋の芸術理論
  • 芸術史講義(日本)1 日本の造形芸術の成立から平安時代、鎌倉時代までの展開
  • 芸術史講義(日本)2 日本の造形芸術の近世および近代の絵画・工芸
  • 芸術史講義(アジア)1 中国の古代から明清時代に至るまでの芸術史
  • 芸術史講義(近現代)1 20世紀初頭から21世紀まで、特に欧米での造形芸術の流れ
  • 文化研究3 写真、映画、TVなどの映像文化の起源と、現在の文化に及ぼす影響
FNS歌謡祭の裏舞台、シェキラ☆☆☆の進行表やリハーサルの様子が見れたり、プリキュアを例に技術解説してくれたり、とかがオタク的には美味しいと思う。八代健志さんの工房に密着してストップモーションについて解説するあたりも貴重かも。まぁ、コース必修はどれもヨダレもんです、実際。

学習時間

だいたい科目あたり30〜100時間くらい時間を使い、3年次編入だと62単位が卒業要件。1年半で単位を揃えて、最後の半年が卒業制作です。

科目は3タイプあります。

1) TRと呼ばれる自習型科目。テキストを読んで1000文字前後のレポートと、同じく1000文字くらいのオンラインの試験を受けます。オンライン試験は基本的には小論文。ただ、事前に課題候補が何個か提示され、試験ではその中のいくつか、あるいは近いテーマが提示されて、それを1時間以内に小論文にまとめて提出します。時間以内で書き上げるには下調べが必要なので、結局は候補全て、つまりはテキスト全域について軽くまとめ上げる事が要求されます。レポートに10時間、試験準備に20時間、それ以外にテキスト読んでメモとる時間が必要なので30〜50時間くらい使ってる気がします。

2) TWと呼ばれる作品提出型科目。参考資料を元に作品を作って提出することになってますが、映像コースは参考資料が全て講義映像になってます。なので30〜60分くらいの映像が15本。それを一時停止や見直ししながらノートとるだけで20時間くらいは必要。そこから決められたテーマで作品を作るわけだけど、ここが進むにつれて高度な内容になっていくので、最初は10時間くらいで済んでいたけど、現状では50時間とか使ってる。

3) WSと呼ばれる講義型科目。これは講義映像で、やはり30〜60分くらいの映像で15回なので同様に20時間くらい。レポートを出して講評会があるんだけど、映像コースの場合はレポートも作品提出に近くて、企画書だったりシナリオプロットだったり、はたまは普通に絵を描いたりなどなど。やっぱり数十時間は平気でもってかれます。共通科目の芸術史とかは普通にレポートだけど、追加で文献調べてプチ研究っぽい事を求められることもあり、やっぱり一番重いタイプな気がします。

と考えるとまぁ、講義ごとに大作RPGを遊ぶくらいの時間になるので、それは他の事に使う時間もなくなるなぁ……という。

4学期制

春・夏・秋・冬の4学期があります。毎学期開講される講義も少しはありますが、だいたいは1つ起きの年2回開講が多いです。春・夏、または秋・冬って感じで、春に取り逃がしたら半年後の秋を待たなければならない。講義ごとに依存関係があって、Aの単位をとらないとBの講義が開放されるに受講できない、みたいな制約があるので、のんびりしてると講義とれずに時間ばかり過ぎると思います。実際、半分くらいの人はほぼ単位とれずにいるようです。今、このブログを書いてる時点では、1年目の春・夏・秋が終わったところです。

各学期は3ヶ月ありますが、この3ヶ月も緻密にデザインされてて、締め切りに追われていればどんどん勝手に単位が取れてくはず(なんだけど、万人がその波に乗れるわけではないのねぇ……)。例えば春では4月にTR科目とTW科目の締め切りがあり、5月にはTW科目の2度目の締め切りとWS科目の締め切りがあります。TWは重たい課題も多いので、真の締め切り一発だと間に合わない人が続出なんだと思います(笑)そして6月にTR課題の試験。浅い理解になりがちな自習レポート科目を時間を開けて復習させるのは良くできてます。試験後はWSの講評くらいで少し時間に余裕ができるので、ここで裏技的に半年後に受ける予定の講義を先に見たり、次の期に受けたいTR講義のテキストを読んだりしておくのがおすすめです。本当はテスト終わったらすぐに次の期の講義が受けられるようになれば良いのですが……締切は基本的に上旬なので、ひと月目のTRとか講義開放から10日くらいしかなくて締め切りタイトなんですよ。

成績

成績評価はかなり厳しいです。毎度「こいつは完璧だぜ」って思って提出しても80点そこそこ。90点越えたのとか1回しかない。優秀作例として講評会で紹介されても80点台だったりも。

最初の説明会で「B(70点台)はそうとう良い成績なので、がっかりしないでください」みたいな事を言っていて「???」って思ってたんだけど、要はワケアリっぽいです。例えば、400人いるうち40人しか提出できてない状況で1%にしか出せない成績を出すのは難しいんじゃないかな……とか。芸術史系とか話を聞いてると1000人とかいても90点以上のSが出るのは数人。採点も減点法で、講師の想定したチェック項目がたくさんあって、外すとガリガリ減点されてくので、高得点狙おうとするとかなり深読みした忖度と運が必要になってくる。あまり点数は気にしない方が良いのかも。

2024年6月23日日曜日

Generative MV

ICCでやってた坂本龍一トリビュート展、お友達と見に行った時の感想の中で特に印象に残ってた〈Generative MV〉について、今通ってる芸術大学のレポート題材にして書いたのでここにも載せときます。本来は映画等の映像作品を題材にする事が期待されてたので、インタラクティブなインスタレーション作品を対象として書くのは少し冒険だったけど、ぼくの人生で一番大切なところに切り込んできたと感じた作品だったので。全体の講評を聞く感じ、自分の人生や行動にどう影響を与えたかを具体的に書いた方が高得点に繋がったっぽいかな。理系人生長かったので、人文や芸術系レポートの要求に対する細かい配慮がまだ足りてないです。

2024年4月21日日曜日

MZ-1500とQD関連

MZ-1500のメンテとQuick Disk関係で少し手を動かしたのでメモを残します。

入手したまましばらく寝てたMZ-1500の動作確認をしたところ、想定通りQDが動作しません。ファミコンのディスクシステム同様にゴムの劣化だろうと思い情報を探したら、ありがたい先人のページ(MZ-1500 QDドライブのベルト交換)を見つけ、その情報に従ってゴム交換をしたところ、無事動作するようになりました。

で、無事に動作したのでした。紹介されてる通り、千石で「φ40×1.2T ゴムベルト(角)」を入手してます。

で、あとはメディアなんですが、最初の投稿で、ファミコンのディスクを改造して使えないかなーって書いてたら「できますよ」ってコメントがあって。ディスクケースのサイズが違う事だけが問題らしいので自作する事に。

初回はこんな感じ。その後、ラベルの凹凸が逆だったのを直したり、不織布を安全に貼るために少し内部形状を変えたりってのを作って、しばらく寝かせてました。

んで、この新しいケースを使ってロポコ用のメディアを作ることにしたのが本日。いや、本当はそこまで気力なくて700取り出して動作確認だけと思ってたんだけど、ロポコ良い感じなのとQD対応してるようだったので、この際いっきにQD周りの知識を仕入れちゃおうという気力が湧いて。マニュアルとか持ってなかったのでモニタコマンドは当てずっぽうだったんですが、QXってコマンドを教えてもらえて。これ使うとテープ用のデータをそのままQDに保存できるんですね。で、最初に保存されてるやつが起動時に自動実行されるらしい。

ロポコに関しては容量的には1枚に入るんだけど、動作させるのにはテープと同じ構成で2枚に分ける必要があるっぽい。シナリオディスク読む時に先頭に保存されていないと駄目なのかな?あとセーブする時にうっかり既存の名前いれるとエラーして無限ループに入るのがちょっと危険w(→なんとアップデートでエラー時に回転止まるように修正されました。boothにてv1.2.1で修正されてます。感謝!!)

で、ある程度の確認がとれたので、このケースのデータはここに公開しちゃいます。このデータでJLCPCBで作ってもらいました。細いところもあって「このまま作ると破損するかもしれないけど良い?」みたいな事を聞かれるかもしれないので、その時は「自己責任」でOKした上で依頼してみてください。何個か割れかけたのが混ざってるかな?くらいで仕上がるとは思います。片面のデータなので、ペアにして1枚のケースを構成します。

2024/9/23追記:選ぶ材質によっては湾曲して実用にならないようです。自分もベストな選択をしているわけではないですが、SLA(Resin)-Black Reginで実用に耐える成形ができています。

実際に作る際の手順も少し書き残しときます。

まずはディスクの分解。この書き込み禁止のところが一番攻めやすい気がします。ピンセットでうまく引っ掛けて、テコの原理でミシミシっとやると良いです。磁性面が見えてる窓とかもやりやすいとは思うんですが、磁性面をに傷をつけたらアウトなので、四つ角から攻めるのが良いです。それかNintendoロゴの粉砕。あの部分もガワだけ……だけど硬いし非推奨。破片で磁性面を傷つけるリスクもありますし。


こんな感じ。ディスクシステムのケースは裏と表で非対称でオスメスある感じです。外周部にところどころある円柱とNintendoロゴがはめ込みパーツになってます。このロゴ、何気に工業デザイン的な意味合いもあったのだ。
あと、これ見て安心して良いんですが、不織布はディスク全体をくまなく覆う必要はないみたい。ケースとの接触で回転時に磁性面が傷つかないように、という役目はあるものの、大部分が覆われていたら、不織布の厚みで浮くから、ケースと直接接触することはなくなります。逆に不織布付けないと直ぐに円状の傷だらけになります。


ただ不織布にはもう1つの役目があるそうで、回転しながらディスクが拾ったゴミを拭き落とす効果が期待されています。フロッピーとかはメディアをわざと挟み込んで圧力かける機構があるくらい。んで、ディスクシステムのケースも不織布を外してみると、こんな感じで上下で45度ずれる感じで、互い違いに法線方向の細い土台が盛り上がってます。この効果で回転時には磁性面はゆるやかに波打つような動きをして要所要所で不織布に接触してゴミが落とされる感じらしい。使用エリア最内周から最外周までキッチリで作られてますね。メディアを出しっぱなしにしたり、埃っぽい環境での使用を考えるなら真面目にやった方が良いのかもしれませんが、まぁ大人だし(笑)って事でここは真面目に再現しませんでした。


不織布に関しては、CD用の不織布ケースを使って、こんな感じでケースを中に入れて、セロファン面に雑に線を引いてやって、最後に中身を抜いてセロファンと不織布を同時にカットしてあげれば不織布の部分は作れます。


最後に円から外れた角に接着剤を付けて、上からカットした不織布を載せます。接着剤が多すぎて円周内に入ってきちゃうと、固まった接着剤が磁性面を傷つける可能性があるので、外側にちょこっとだけ。全面貼らないと剥がれちゃうんじゃないかって不安になりますが、挟み込んでしまえばめくれ上がる余裕はなくて安定してますね。
最後は四つ角にある四角形の凹凸のとこに接着剤を付け、磁性面を挟んで閉じてあげれば完成です。

2024年3月23日土曜日

ついにNew City Heroが実機で遊べた

前回のNew City Hero @ j80/macの続き。

エミュレータで動作確認してから実機で〜という事で奮闘しておりました。

まずは搭載メモリの確認からです。

そしてM.K WorkshopさんのPSA基板を利用してボードを作成しようと思ったのですが……上のスレッドでも書いているように、どうにも世の中は半導体不足。表面実装の74ロジックICが思うように手配できません。指定ではLSになっている部品もやむを得ずHCを使う事に……そしておそらくこれが敗因。HCだと出力弱いからファンアウト大きくできないし遠くに飛ばすには不向きってあたりが怪しいのかな、と。

ハンダ周りを見直して気になるとこは盛り直したり、色々とチェックしてみたんだけど改善せず。タイミング周りを調査するのは手間だし、頑張ってもあまり得るものも無い気がしたので、元々の最終ゴールだった完全自作へと踏み出します。 

基本はPSAベースなのでI/O 1981年6月号の記事を読み解いていきますが、論理はCPLDに全部収める方針。また、NCHが3chサウンド対応なので、その部分の拡張も取り込んでいきます。またこのPSAではPCG-8100同様に文字コードの半分の128キャラ分を任意パターンに置き換えられるようになっていますが、256キャラ全部を置き換える拡張にも対応させました。

この辺りの回路も同期回路で置き換え。Verilogで100行ちょっとくらいの論理です。Z80からのI/Oを受けて、かつキャラクタージェネレータ側のアドレスバスとデータバスに繋げる必要がありピン数は70くらいは必要。またピン数多い=レベル変換したくないので5Vトレラントなデバイスが良い……という事で現行チップから候補を見つけるのは難しく、骨董品のMAX7000(7128STC100)

ミキサーとアンプはM.K.Workshopさんの回路を追ってこんなもんかなーって書き起こした回路図を眺めて、増幅回路の教科書的なものと見比べて怪しいと思ったところを手直し。たぶん回路を追いそびれたり読み間違えたりしてる。

そして届いたのがこれ。

表面実装のコンデンサは綺麗につけるの難しいし、確実に線が繋がってるかの自信が持ちにくい。ただでさえ回路に自信がないから不確定要素を減らすために工場で実装してもらっちゃってます。CPLDとかSRAM、ボリュームなんかはあちらで手に入らないものだから自分の方で実装。

最初のテストはこんな感じでCPLDの書き込みをして、次はZ80とキャラクターROMだけ載せた状態でCPLDには信号をほぼほぼパスするーするだけの本体基板相当の回路を書き込んで通常モードの動作を確認します。ここまで動けば基板の方は問題ないからCPLD側の論理のデバッグに集中できる。

んでまぁ、ここでCPLDの論理も一通り出来てたんだけど、検証してからじゃないと本体壊しても嫌だし……と2週間くらい渋るわけですが(笑)とりあえず最低限のテストをして最終動作確認へ。この辺り、趣味でやろうとすると大した環境がなくて辛い。仕事でやってた頃はQuestaでOVM使ってSystemVerilogで書いたテストをぶん回してたんですが、手頃にCI回せる選択肢となるとiverilogになってしまう。でも環境についてはVS Codeで新たにいくつか拡張を導入して試してみました。Verilog-HDL/SystemVerilog/Bluespec SystemVerilogとかWaveTraceとか。後者はライセンス購入しないと8chまでしか信号見れないので購入しちゃった。gtkwaveと比べて何が良いって全てCodeで片付くってだけではあるんだけど、まぁ高くはないし。

という事で出来た成果物はここに置いてあります。実はサイズを図って作ったにも関わらず、Z80とキャラROMの位置が少しずれてて、幅が2.5ピン分くらい狭くなってしまっています。何かしら不具合あるだろうし、この基板で確認できるとこだけでも確認しよう……とソケットの下駄を履かせ、ピンが少し外側に出るように折り曲げて2.5ピン分を補正してます(汗)もしこれを参考に自作する際には、基板は作り直してくださいませ。あとSRAMもこれはもう秋月に売ってないので別のやつに差し替えるなり。そもそもMAX7000ありますか?って話でもありますけど。

こんな感じでばっちり動作、安定してます。NCHクリアまで遊び倒したいと思います。ちなみに実装スペース的には下に一段下駄を入れて上下ちょうど収まる感じですね。下駄がないと下側で他のチップとぶつかるかもしれないし、上もこの状態でキーボード基板に接触しないスレスレでした。接触してもショートしそうな部分がないのは安心ですが、放熱的に少し心配ではありますね。Z80やROMはそれなりに熱くなりますし。

2024年3月14日木曜日

Apple IIc をメンテしてフロッピーから起動するまで

Apple IIeは持ってたんだけど、最近IIcを手に入れて。ACアダプターがなかったので海外から手配したら、なんか長年Apple IIどっぷりな方で、いろいろな資料といっしょにWozとのツーショット写真が送られてきた……というのはまた別の話。

で、IIeを持っていたけど全然使い込んでないから何から手をつけたら良いのかわからない……というところからドライブをメンテ、仮想HDや仮想FDを駆使しつつ、実FDから起動するまでのメモです。

まずは動作確認をしてみたところディスクドライブのエラーで止まる。ドライブが生きてる事は期待してなかったけど、ここで止まって何もできないのは想定外。IIcまったくわからん……ってなりかけてたんだけど、ほとんどがヘッドクリーングで治るという話をみかけてチャレンジ。

Apple IIcの分解は手前の爪を外すところがちょっと難しい。IFIXITのDisassembling Apple IIc Coverに詳細が説明されてるんだけど、写真みても実際に外してみても、うーん……どうなってたんだ?って感じでした。ここが外れたら、ディスクを下に残して、最後に裏面がまたトリッキー。うまく説明もできないので、YouTubeで誰かの修理動画さがして見て下さいw

ドライブについてはApple IIc Floppy Drive Replacementを見るとヘッドにアクセスするとこまで分解できます。1Dなのでヘッドが下面にしかついてないのが新鮮。裏面にはベルトがあります。交換し易い場所にありますが、今回はなんとまったく劣化していませんでした。気になる点は

  1. ベルトの劣化でディスクが回転しなくなってないか
  2. ヘッドが汚れていないか(問答無用でクリーニングで良いかと)
  3. ヘッドが移動するか
あたりなのかな。起動時にヘッドが外周側に向かってガガガガガガって動いて、壊れてるのかと思うけど、これは正常っぽいです(笑)。とりあえず手で内側に移動して電源入れて初期位置に戻るならOKなのかな。自分はそれで納得してクリーニングだけでフォーマット試しました。

ちなみに実際には、直さなくても先に進めるし、メディア入れてなければ壊れてなくても必ずこのエラーで止まるんだけど、それを知ったのは分解後なのであった。ちなみに、ここから内蔵BASICへ進めるにはCTRL+🍏+RESETを押せばOK。なんじゃって感じだけどRESETは単体押しだと何も起きない、ただの一般キーなのね。

How to get into Apple BASIC prompt on an Apple IIc?

ここにROMバージョンの確認の仕方があるけど、アドレス64447を読んで255なら初期版で`PR#7`でSmartPort経由の外部ドライブから起動できるらしい。それ以外だと内部ドライブが#6で外部ドライブは#6のセカンダリなのかな?そっちからは起動できない、と。自分のやつは0。新しいと3とか4もあるらしい。内蔵BASICでもディスク周りのサポートはそれらのブートだけで他の機能は何もない。

で、これは起動ディスク何か持ってないと何もできない?ってなりかけたんだけど、同じくSmartPort経由のハードディスクからは起動するようです。

というところでドライブのメンテの話に戻ります。この先どうやって動作確認を進めるかと言うと、Kero's Mac ModsさんのSPIISDを使ってProDOSで起動します。ここからCopy II Plusを使えばフロッピーのフォーマットとファイルやディスク単位のコピーが出来るので、まずはフォーマットできる事を確認して、ProDOS主要ファイルをフロッピーにコピー、無事にメディアから起動できれば確認完了。

あとは、この状態でハードディスクから起動したProDOSでイメージファイルを実FDにクローンできたら良いのだけど、その方法は知らなくて。今度はSmartPortにBMOW Floppy Emuを繋げた状態で実FDからProDOSを起動、Copy II Plusを使って仮想FDから実FDにディスクコピーという方法をとりました。ケーブルさえ用意すればSmartPortで仮想HDと仮想FDを同時に繋げる事もできるらしいけど。

これ以外でエミュレータと実機でデータやりとりするにはCiderPress IIを使う方法もあります。これは国産レトロPC向けツールで言うところのDisk ExplorerとVirtual Floppy Image Converterがセットになったようなツール。SPIISDのハードディスクイメージがProDOSフォーマットでこのソフトを使って中のファイルを読み書きできる。

フロッピーのメディアについては1Dなんだけど、2DDがあればOK。

この辺で軽く調べたんだけど、メディア的には5.25"の場合のみ2DD以前と2HD以降でコーティングに大きな違いがあり、2HD以降ではより強い磁力で書き込む必要があるらしい。ので2DD以前を想定したドライブでは2HDには書き込めない。のでその境界を越えなければ基本的にはより新しいメディアはそれまでのメディアと互換性があると思って良い。

あと1*と2*は片面両面の違いなので、1*に対して2*のメディアはちょっと細工すれば裏返して別ディスクとして使えます……って話はこの辺から。ライトプロテクションの場所に穴を開ければOK。